学生時代に少額のお金をケチったことで大失敗してから必要なもの・必要な出費であれば迷わずに実行するようにしているカンダです。
いま学生の人たち、これから社会人になる人たち、すでに社会人になっている20代の方々に参考になればと思い、記事にしていきたいと思います。
時間=お金であり、ケチは多大な機会損失を生むということ
この考えを自分に定着するのにカンダは非常に苦労しました。どうしても節約しようとしてしまい、本当にいるかどうかを吟味し過ぎて時間と機会を損失してしまった失敗を何度もしています。
それ以来、少額のお金をケチることはやめ、必要と考えるのであればすぐに購入する・支払うことを即断するようにしています。これが真っ先に役立ったのは就職活動をしているときでした。
最大の失敗:参考書・過去問をとにかく早く買い揃えなかった高校時代
だいぶ古い話になりますが、参考書や過去問はとにかく早い段階、赤本やセンター試験の過去問・模擬試験本については最新が売り出された段階、ですべて買い揃えることが必須です。もし途中で軌道修正したことで数冊無駄になったところで1万円前後の浪費にしかならず、成果がでるのであれば取るに足らない出費です。
それよりも機会損失のほうがよっぽど重大であるということです。お金の面からいっても受験に失敗して浪人しようものなら人生において1000万円単位の損失になるのです。
予備校も同様です。現役で受かるために10数万円の出費であれば仕方がないと割り切ったほうがよっぽどお金の面でも、浪人したときの精神面を鑑みてもトータルでプラスと言えます。
いまやAmazonでいつでも買えるようになってはいますが、カンダが学生のころはまだまだネットショッピングがそこまで浸透しておらず、近場の本屋で売り切れてしまうとなかなか欲しいものが見つからない状態になってしまったのです。
そのため今この瞬間取り組みたい、確認したいと思ったときにそれが手元にない状態になってしまい、受験勉強が後手後手に回り、うまくいかなかったことが強烈に記憶に残っています。
いまとなってはですが、あのときはその1万円でももったいないと感じてしまい躊躇し、後々必要になっときにすぐに手元にない・買うとしても売っていない状況に陥り、結果的に多大な時間を損失につながりました。
小さな失敗例:新品ではなく古本で探し、結果的になくて新品を買う
これは社会人になっても繰り返してしまった失敗ですが、必要な本を買うとするときついつい古本にないか探してしまい、結局時間を無駄にしてしまうことです。いまとなっては電子書籍やネットショッピングがあるので、意図的に古本屋を回ろうとするとき以外はこの失敗をすることはありません。
学生時代と異なり、社会人はどうしても時間的制約を強く受けます。
そのため、例えば休日に何をしよう!、長期休みはどこに行こう!、年末年始はこれをやろう!と考えても、その状況を作り出すことに少額のお金と労力をかけないとうまく過ごせず、気づいたら休日が終わっていたなんてことになりかねません。
ただし強調したいのは“少額である”ということと小さな労力はかけること
これを読んで勘違いされたくないのは、何かをするのに不用意に多額のお金をかけてしまっては無意味、ということです。
例えば、受験勉強でもこなしきれないほどの予備校や家庭教師をつけても意味がないし、投資をするのに証券会社や銀行に行って一任し多額の手数料を取られ続けたり、旅行代理店にいって高額の仲介手数料を取られてつまらないツアーに参加したりするのは無意味です。
こういったものはすべて自分の少しの労力でいくらでも回避できるにも関わらず、手抜きをして失敗するケースです。
また仕事も同様です。
ダメな上司ほど少額の投資をケチって社員の気持ちを萎えさせたり、業務を非効率のまま進めてかえって人件費をかけてしまうのです。
成功例:就職活動が開始された段階でスーツ・ワイシャツ・カバン・コート・小物類・対策本等をすべて先行して買い揃え、すべてのセミナーや説明会をいの一番に申し込んだ。必要なら迷わずタクシー移動も実行した。
これも古い話であり、成功例として挙げますが、高校時代の失敗を糧に就職活動をする際にはすべて必要と思われる物や本を多少余分だと感じつつも、一気に買い揃えました。またセミナーや説明会も第2弾や第3弾を待たず、すべて最初の会を申請し、参加しました。
これは非常にうまくいき、早いタイミングかつ複数の内定を取りつつ、自分の希望する職種に就くことができたのです。
勝因としては、まず物がすべてそろっているためいつ何があっても対応ができたこと、当時大学院1年で研究をしながらの就職活動であったため時間管理が難しいなかでも、隙間時間を見つけてESをブラッシュアップしたり、面接対策をしたりといつでも出来る状態・環境を整えておいたというのが大きいと考えています。
また、さらに遡れば就職活動自体が一体どれぐらいの期間が必要で、かつ、どれくらいの予算がかかるか、をリサーチしておき、そこを目掛けて資金調達をしておいたことも余裕をもった対応につながったと分析しています。
というのも、就職活動をしているとどうしてもお金がかかるため、節約しようとして定期圏内で移動するように遠回りをして移動をして時間をかけたり、駅間を数十分かけて歩いて移動したりといった行動を取る人がいますが、明らかな時間と体力の無駄です。
たかだか1000円程度をここでケチっても就職活動自体が長引いてしまえばかえってお金がかかるのです。加えて20代前半で体力もあるとはいえ、この生活が長く続けば体調も崩しかねません。内定が取れないと精神的にも疲弊し、楽なほうに流れてしまいます。
そのため、私の場合はとにかく余裕をもった行動ができるように迷わず最短ルートもしくは座れるルートのいずれかを選択し、雨が降ったり、時間的にぎりぎりの移動がある場合は迷わずタクシー移動をしていました。
まとめ
・少額の出費で物事が最適化・効率化するのであれば迷わず購入・支払うことを意識する
・ただし、多額の出費になってしまっているのは本末転倒であり、それは手抜きであると考える
余談
【社会人であれば業務効率化にはお金をかける】
社会人にあてはめてみると、例えばオフィスで働く企業に入れば、通常PC、キーボード、マウスが配備されますが、これがすべて使い易いわけではないときが該当します。
PC自体を変更することは難しいですが、キーボードやマウスは高確率で自前のものに変更しても問題ありません。
そのためカンダ自身も真っ先にワイヤレスキーボード・ワイヤレスマウスに変更しています。
合計で1万円程度の出費ですが、1年で壊れてしまうものでもないですし、使いやすいものに更新したほうが業務は確実に効率化されます。
それでも頑なに変えずに使っている人もいますが、決していい判断とは言えません。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ
【投資はあくまで自己責任で】