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【実例】一人暮らし賃貸物件の選定 Part-1【経験談】

コスパ重視で探す。広さより便利さ重視。

こんにちは、30代独身一人暮らしのカンダです。みなさん賃貸物件の選定はどういう条件で選んでいるんでしょうか。私は圧倒的に広さよりも便利さ重視です。いま現在住んでいる物件と過去に住んだ物件で得た経験をもとに記事を書いていきます。

選定する条件を3つに分けて記載します。家賃は前提条件として、①広さと築年数、②立地としての便利さ、③物件としての便利さの3つです。

 

前提条件:目標家賃の設定

まず家賃は前提条件としてできるだけで広く構えておくのが重要と考えています。本来なら固定費として考えてしまう家賃ファーストですが、この10年間で状況は変わっているとカンダは考えています。その理由は、“ネットがはじめから使いたい放題”の物件が増えているから。一人暮らしであろうが、ファミリーであろうが光回線を利用すると3000円~4000円毎月かかってきます。工事費もキャンペーンでただになることも多いですが、そうでないと、例えば開通に3万円、毎月4000円かかるとすると家賃を抑えたところで実際にはそれ以上にお金がかかってしまう可能性があるからです。

なので、例えば目標家賃が7万円だとしたらその前後1万円くらい(6万円~8万円)は見ておくほうがよかったりします。要は、7万円でネットなしより7万5千円でネット使いたい放題のほうがトータル得する可能性があるから。

 

選定条件①:物件の広さと築年数

・一人暮らしの社会人であれば20平米はみたほうが確実です。できれば25平米前後がおすすめ。これを下回っても生活自体は可能ですし、物が少ない人ならいいですが、個人的にはお勧めしません。私も約20平米の物件に住みましたが、結構ぎりぎりです。特に会社関連、冠婚葬祭関連のスーツや持ち物が場所を圧迫してきます。

・意外と重要なのはネット情報の広さだけで絞るともったいない場合があります。注目点は出窓があるかどうか。というのも出窓は意外と便利で、今住んでいる物件は奥行き20センチ強の幅150センチの出窓があるおかけで、PC・ディスプレイ・スピーカーをすべてそこに置けるため、机をスリムなもので済ませています。

・逆に30平米に前後の賃貸に一人暮らしはどうかといえば、はっきり言って不要です。これもたまたま住んだ経験がありますが、ここまで広くなると不要なスペースが多く発生します。私は意識的にものを増やさないように注意を払っていますが、気を抜いたらいくらでもモノがおけてしまうため、汚部屋への可能性を秘めています。

・築年数としての目安は個人的には約20年(つまり2000年以降)前後であれば何の問題もありません。(それ以上古くなるとリノベーションされていないとちょっと快適ではないかもしれません。)ネットで推されているものは新築・築浅がほとんどだったりしますが、もはや築20年でも2000年に建てられたものになった時代です。当然のごとくオートロック・ディスプレイ付き、自動お湯張り、押し入れではなくクローゼット、複数コンセントが備わった物件ということです。はっきり言って新築である必要性をまったく感じません。ただし、エアコンは古い場合があったりするので注意が要ります。

・風呂、トイレ、洗面所の配置については人それぞれですが、風呂が独立していればいいです。洗面所にトイレがあるパターンがありますが、私はこのタイプには抵抗がありません。海外ではこれがスタンダードだったりするので、慣れました。ただ洗面所は風呂から独立していないと生活しづらいのは確かです。

 

回答:25平米以上で使い勝手のいい出窓がある物件が良い。築年数は20年前後であれば快適。風呂・トイレ別よりも独立洗面台があるほうが重要。

 

選定条件②:立地としての便利さ

・一人暮らしであれば駅近・会社に近い物件がマストです。具体的には駅まで5分程度、会社まで30分程度が目標になります。これを満たすのであれば目標家賃を多少上回ったとしても、この条件は譲らないほうがいいでしょう。特に20代・30代前半で一人暮らしならばこの条件は外せません。若いときの時間ほど人生で大事なものはありません。もちろん目標家賃を大幅に上回る固定費を払うのはNGですが、1000円、2000円の違いであきらめてしまうのは非常にもったいないことです。

背景として、私の実家および通学から得た経験則なんですが、駅から遠いほど移動時間によって自分の時間を失うだけでなく、“機会を損失する”可能性がとても高いです。これが特に重要で、駅から遠いが故に休日を家から一歩もでずにダラダラ過ごしてしまったり、通学時間が長いがゆえに勉強時間を確保できなかったりと、何もいいことがありません。

会社に近いことも重要です。移動時間で浪費した時間は一生戻ってきません。移動時間でほぼ間違いなく失われる時間は大きく2つ、睡眠時間運動時間です。もちろん勤めている企業が、生粋のホワイト企業で、高給・定時勤務で一生安泰ならいいですが、あのトヨタ自動車ですら終身雇用が守られない今、会社を最大限利用してかつ、自分の時間・健康を維持するにはこの条件は外せません。広い家に住むために30年ローンを組んで片道1時間半の郊外一戸建てから勤務するライフスタイルは昭和の遺物です。

・周りにスーパー・ドラッグストアがあるかどうか。私はスーパーよりも大型ドラッグストアが大事だったりします。一人暮らしで自炊好きであればスーパーが必要で、自炊は最小限に抑えるのであればドラッグストア重視。ドラッグストアさえあれば、朝食類(パン、卵、ハムなど)、冷凍食品、飲料が安く手に入り、そして薬が手に入ります。これさえあれば特に生活に困ることはありません。自炊については個人的な意見をいかに記載します。

独身の味方の外食があるか。牛丼チェーン店や定食屋が周りにあるかどうか。これは人それぞれですが、あったほうがいいです。圧倒的にコスパがよく、家も汚れません。ちなみに私も昔は自炊していましたが、いまはほとんどしていません。ただごはんを冷凍しておいて総菜やサラダを買って食べたりするぐらいに抑えています。なぜかというと、自炊はコスパがいいとは限らないから。特に30代は気を付けたほうがいいですが、自炊したがゆえに残業後に家で夕食を取ると、ブクブク太っていきますし、いい睡眠がとれないことが多いためです。自炊をしたがゆえに健康を害してしまった本末転倒です。

 

回答:駅近・会社近でドラッグストアが近くにある物件が良い。

 

選定条件③:物件としての便利さ

24時間ごみ捨ては業種によっては必須です。私のような突発的な出張や繁忙期には長時間残業が必要な業種ではこの便利さは何事にも代えがたいものです。いつでもなんでも捨てられるというのは生活からひとつの大きなストレスが取り除かれます。

宅配Boxも重要。最近はコンビニ受け取りが利用できたり、配達所が近くにある場合もあるので、24時間ごみ捨てほど重要ではないですが、ここまでネット通販が発達している現代で宅配Boxの便利さはかなりのものです。これも時間的な拘束を受けずに生活ができるのでストレスから解放されます。

・ネット使いたい放題。これは前提条件にも書いていた通りですが、ここ10年くらいで建築されたところはアパートでもついていることが多い気がします。私も利用していたことがありますが、決して遅くもなく、スムースだったのでお勧めです。ただし、Pocket Wi-Fiと格安SIMの併用をしている人であればいらないといえばいらないですね。

・浴室乾燥機。これはあってもなくてもいいものです。ただし、ないのであれば乾燥機付きドラム式洗濯機を購入することをお勧めします。

・余談ですが、オートロックは重要だが、最近はアパートでもついていることもあるので割愛。

 

回答:24時間ごみ捨ては必須。宅配Box等はNice to Haveで家賃との折り合いで決定。

 

余談①:家賃と民度の兼ね合い

これは本当に余談ですが、私は若いころ相場よりも1万円弱安い築浅物件に住んだ経験があります。日当たりが良くない1階(3階建てアパート)でしたが、駅近で気に入っていました。ただ残念ながら住民の民度・近隣住民の民度が低く、更新前に引き払うことにしました。

数えるほどですが周りの騒音が気になることもあったし、使い方が荒いのか共有部のオートロックが壊れてしまったり、見た目が結構派手目な人が多く、それなりに自分からの騒音には気を使いました。何かあってからでは遅いので。

また下町の土地柄であったこともあって近隣住民も昔ながらの人たちが多く、休日の夜や朝に騒がしいこともあったため、諦めることにしました。

なので、家賃を安く抑えたいという気持ちはみんな当然もつ気持ちですが、不要なトラブルに巻き込まれることを避けるにはそれなりの家賃を払うことも重要だと勉強になりました。

余談②:リノベーション団地に住んだ友人

余談の余談ですが、最近ちょくちょく見かけるリノベーション団地に住んでいた友人の話です。この友人は車が好きで自宅でも仕事ができるように駐車場+できるだけ広い家を求めてこの物件を選んだそうです。何度か遊びにいったことがありますが、家賃にしては確かにかなりの広さをもった物件でLDKがとてもキレイになっているのが特徴でした。ただし、

・立地は昔の団地なので駅からは遠く、周りにコンビニもスーパーもない

・外観は団地のままなので、夜は暗く、あまり治安がいいようには感じない(実際に悪いわけではないが)

・洗濯機はベランダ置きで、洗面周りは結構貧弱で、寝室は和室のまま。

というのが実情でした。本人は駅から距離があるとはいえ、最寄りはターミナル駅だったのでいいところだと主張していましたが、その後結婚を機に引っ越して駅近のマンションに引っ越したときに会った際には、本当は広いだけで引っ越したかったとゲロっていました(笑)もちろん引っ越したてはよかったと感じていたけど、徐々に辛くなったと言っていましたが。

昔のように会社員はスーツに革靴、手提げのビジネスバッグが必須で、家電はブラウン管テレビで本や新聞は紙しか存在しなかった時代ではない現代では広さや新しさを最重要視するのは危険だといえます。もちろん人それぞれですがね。

 

参考になれば幸いです。

 

カンダ

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