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【実例】海外駐在員の真実:英語力・対非ネイティブ国編【紹介】

受験英語は割と得意だったカンダです。

今回は海外駐在員の英語力について、まずは対非ネイティブの国に関する実例を記事にしていきたいと思います。

海外駐在は金銭的なプラスだけでなくキャリアに取ってもプラスになるので、小金持ちを目指すこれから海外駐在員になる人や海外駐在に興味がある社会人や学生に有益な情報となれば幸いです。

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非ネイティブの国であれば文法は中学生英語でもいいが、リスニング力と専門分野の単語がカギになる

実体験としてはこうなりますが、細かく嚙み砕いていきたいと思います。

スピーキング・リスニング:中学英語の文法で十分だが、ビジネス用の英単語は必ず習得する必要有

私はこれまで多様な地域(アジア、欧州、米国)で数か国に渡って駐在員をしてきましたが、非ネイティブの国(アジア、英語が母国語でない欧州)であれば文法は本当に中学校で習うもので問題ありません

むしろ難しい文法や言い回しを使用すると非ネイティブの国ではかえって誤解を生んだり、何度も聞き直したり話直したりする必要が出てくるため、無駄です。

日本人的にはやや使いにくい・混同しがちな接続詞や副詞についてもも、周りがよく使う決まったものを決まったように話をすれば問題ありません

なので現在形、現在進行形、過去形、未来系が出来ればほぼ大丈夫で、完了形はちゃんと使ったところで過去形と大差なかったりします。

ただし仕事上、終わった・終わってない部分だけはしっかりと確認する必要がありますので、日本の文法では完了形でよく使用するAlreadyやNot yet、still ongoingやunder ~~といった言葉はちゃんと使いこなす必要があります。

否定形は当然Notを使用して話をする必要がありますが、疑問形は意外と普通の肯定文でも話し方や単語で伝わることは伝わります。それでも出来る限り疑問形で話すのは確実に伝えるためには大事です。

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ただし、専門的な単語と熟語だけは別です。

専門となる分野(金融、商社・ビジネス、メーカー、建設など)によって異なりますが、その専門分野で頻出される単語だけは確実に話せるように・発音できるように・聞き取れるようになる必要があります

そうでなければ1対1の会話ならばどうにかなりますが、打ち合わせや電話会議となると聞き直したり・質問したりするのに骨が折れるので、かなり苦労することになります。

経験則:ビジネス上の英語で最も難しく・重要なものはリスニング

上記の通り、最も重要であり、カンダからすると最も才能が必要と考えているのがリスニングです。

私の経験と周りを見続けた結果として、耳の良さというのは音楽の才能にも通ずるところがあると思いますが、生まれつきの良し悪しの差が出やすく、最も習得しにくい能力と考えています。

ここでいう耳の良さというのは健康診断で受けるような聴覚検査で検査される(高い音・低い音・小さい音まで)ものとは異なり、それがなんて言う音なのかを瞬時に判断できることを指します。

カンダも聴覚検査自体はなんの問題もありませんが、上述の耳が良いほうではありません。そのため面倒でも頑張ってもう一度話してもらうようにお願いしたり、おそらく言ったであろう単語を自分の発音で繰り返してこういったんだよね?と聞き直したりすることで乗り切っています。

約10年間グローバル企業で働き、かつ、英語が母国語の国を含む数か国で駐在を経験した身でもいまだに一度で聞き取れないことが少なくありません。

もちろん継続的に仕事をしていることもあって、話や単語のつながりから類推して理解することはできるようになりましたが、はじめて会う人だと非ネイティブの出身者であっても苦労することがいまだにあります。

それでも非ネイティブの国の発音の仕方や使う単語はネイティブの国とは大きく異なり、日本と同様にかなりの部分が決まった単語・教科書に載っているような単語を使って話をするため、お互いの意思疎通は全く問題になりません。

特に非ネイティブの国で日本人と働く機会の多いフィリピン人やインド人は本人たちも英語が第2母国語とはいえ、実際のところはやはり非ネイティブであるため、我々日本人が意図するところを汲んで理解してくれます。

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発音については例えばですが、フィリピン人をはじめとした東南アジア系はそこまで巻き舌が強くありませんが、インド系はかなり強く巻き舌を使います。

また所謂 th「θ」の発音についても、強く舌を使うインド人とそこまで気にしない東南アジアと違いがでます。

非英語圏のヨーロッパ人も同様です。カタカナ発音で話が通じる国とそうでない国が混在しています。

ドイツは英語自体を難しく話したりしませんが、比較的発音の癖が強くでるイメージです。

北欧系はそこまで強く発音に出ない印象です。スペインやイタリアはむしろカタカナ英語に近く、意思疎通が取りやすい印象があります。

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リーディング・ライティング:非ネイティブの国のほうがやはり日本人には理解し易い

上記はグローバル企業あるあるかと思いますが、とにかくネイティブのライティングはわかりにくいです。イギリス系はまだマシですが、アメリカ系の、特にそこまで高い教育を受けていない・外国人と接点がない人ですと、本当に何を書いているのかわかりません。(詳しくはネイティブ国編で記事にします)

一方で非ネイティブの国の英語はそもそも難しい言い回しや文法自体を使いこなせないため、とてもわかりやすいです。

また、受け答えもYes / Noをはっきり書きますし、進捗が悪い場合は何が問題か、どこが難しいのかを分かりやすく書くことが通常です。

そのためリーディングは中学生英語の文法が身についていれば、わからない単語だけを調べながら進めれば特に問題はでません

ライティングは文法は中学生英語で問題ありませんが、スピーキング・リスニング同様に単語だけ注意がいります。(実は熟語が意外と曲者だったりするのですが、熟語で苦労するのはネイティブとのやり取りなので非ネイティブ国編では除外します)

というのも受験英語で習った単語はだいぶ堅苦しいものが多く、ビジネスといえどもあまり使ったりしないことが多いためです。こちらも使ったところで結局わかりやすい単語に直す必要がでてくる場合もあるため、無駄になります。

特に複数の意味をもつ動詞(make, take, etc)やなんにでも使えてしまう“do”といったものはよく出てきますが、いざ自分が使おうとすると本当に伝わるだろうか??と悩んだりします。

このへんは実務を通じて学んでいくしかありませんが、決して難しくないのですぐに身に付くというのがカンダの認識です。

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経験則:それでも常に電子辞書や翻訳サイトで単語・言い回しは学び続ける

すでに約10年間の実務経験がありますが、それでもいまだに電子辞書と翻訳サイトを駆使して調べ・学び続けています

これは私だけでなく、私より上の世代の人たちも同様です。

非ネイティブの国といえども、相対する人間が非ネイティブの国出身者であっても、ネイティブの国で数年の実務経験があった場合、その国から影響を受けた英語を喋ったり・書いたりするようになるため、いつも容易に理解できるわけではないからです。

実際のケースとしては、メールのやり取りやドキュメントの解読の際にどういう言い回しをするのか、どういう単語を使って表現するかをよく観察し、自分が今度発信するときに使ってみることです。

ここで特に問題が起きない(つまり再確認されたり、誤解を生んだりしない)場合はそれ以降も選択肢の一つとして利用していくのです。

このようにして、常に色々な選択肢をもっておけば、どんどん英語に詳しくなっていくのでネイティブと相対しても臆せずに発言・聞き取ることができるようになっていきます

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まとめ

・相手が非ネイティブの国出身であれば、文法に関しては中学生英語レベルで問題がでることはあまりない。

・ただし単語についてはその分野の専門的なものは確実に押さえておく必要がある。

・非ネイティブの国出身とうまく意思疎通が取れるようになっても、常に調べ・学び続ける姿勢はネイティブを相手にすることにつながる。

余談

【はたしてTOEICは意味があるか】

正直言ってTOEICの点数は当然スピーキングにはあまり影響はありません。

リスニングも試験のリスニングが出来ても実際の会話で常に役に立つわけではないのは容易に想像できると思います。

一方で、筆記のレベルは影響がでます。

ライティングやリーディングは企業によっては大きな要素になるため、そもそも英語でメールを打つのに何十分もかかってしまっては仕事にならないので、スピーキングとリスニングを除けば決して無駄ではないとカンダは認識しています。

単純な例を挙げれば、informのあとはofかaboutか、regardingのうしろは名詞が来るのか文章が来るのかなどです


参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。

カンダ

【投資はあくまで自己責任で】

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[↓次回記事です。ご一読ください。]

【実例】海外駐在員の真実:英語力・対ネイティブ国編【紹介】

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