特に月々の交際費は設定していないカンダです。今回はお小遣い制のサラリーマンたちが陥りがちな危険性と闇について記事にしたいと思います。いまだにお小遣い制で働いている若いサラリーマンたちがいるという事実に驚き、こんな記事を書いている次第です。
お小遣い制で働くサラリーマンたち
独身のカンダには理解できませんが、例えカンダは結婚したとしても決して財布を預けるようなことはしません。もしも自分よりも高いマネーリテラシーと優れた投資スキルを持っていれば別ですが、カンダは職業柄コスト管理を日々しており、一人暮らしの家計管理、資産運用もしているため、可能性として配偶者よりもうまく扱えるという自負があるからです。一方で、隠し口座も持たずにすべてを配偶者に預け、お小遣い制で生活しているサラリーマンたち、そしてその中には同様の業務をしているはずの同僚がいるという事実があります。
そもそも配偶者はそんなにマネーリテラシーが高いのか?
平成生まれでそれなりの教育を受けてきたサラリーマンたちは学ぶ意欲と種銭さえあれば十分自分で投資・資産運用出来るし、自分の自由にできるお金くらいは独身時代の貯蓄で賄えていると思っていますが、この令和の時代においていまだに全財産を配偶者に渡す人が存在しています。
そもそも疑問なのは配偶者はそんなにマネーリテラシーが高いのだろうか?ということ。給料は変わらない、税金は上がる、教育費も上がっている時代に昭和の遺物スタイルで家計は配偶者が一括管理!、といってもやってることはただ収入がいくらで支出がいくらで、何かを節約しなきゃ!くらいの管理ではないでしょうか(偏見)
そしていずれ支出が増えた段階で、例え給料が同様に増えてもお小遣いが据え置き、なんなら減らされるというサラリーマンが生み出されます。果たしてこれが家計管理としての最適解なのか疑問で仕方がありません。
振り込まれる給料に給与明細はついていない
そもそも自分の給料がどういう構成で税金がどのくらい引かれて、今後どういう形で増えていくかをしっかりと理解している人はどのくらいいるのだろうか?
カンダは1年目からエクセルにすべて入力してその推移を見つづけています。一方で最近の企業は紙の明細なんて存在せず、LocalのNetworkで開示されるのが多いのではないでしょう。つまりは財布を配偶者に預けても配偶者たちはその詳細を知らないまま、ただ収入がいくらか、を口座を見て知るだけです。
もし小金持ちになりたいのであれば基本給がいくらで、残業代がいくらで、それ以外の手当てや補助がどうなっていて、いくら控除されていて、保険料や年金にいくら徴収されているのかを正しく理解する必要があります。本人だけでなく家族も同様です。そうでないとその収入がどういう理由をもって得られていることがわからないためです。
給料の危険な勘違いの実例
1.2節で記載した通り、銀行に振り込まる給料に給与明細はついていません。つまりは配偶者は“基本給”がいくらかを把握していない可能性が高いです。これが大きな落とし穴ということを実例を挙げていきたいと思います。
実例:残業代があるベースで生活していたことで苦しんだ同期のAくん
我が社で担当業務が忙しく、常にたくさんの業務量をこなしていた状態で結婚した同期のAくんがいました。Aくんの配偶者はその状態がある程度続いたために、この給料がベースなんだと勘違いし、そのベースで家計を管理していたそうです。しかし、ほとぼりが冷めて業務量が減っていくにしたがいグングン減っていく給料に驚き、同期くんのお小遣いを減らそうとしたそうです。当然揉めて防いだそうですが、そもそも本人も独身から残業があるのを軸に生活していたこともあって、本人自身も反省したようです。
実例:手当をつい使い込んでしまった配偶者をもつ先輩Bさん
我が社はプロフィールでも記載している通り、タイミングが合えば海外駐在のチャンスがある業種です。海外駐在は業務は往々にして過酷ですが、特に手当てが厚く、若くして一気にお金を貯めることが可能です。一方でそのお金を散財してしまう、例えば駐在後にタワーマンションを借りてみたり、外車を買ってみたり、ブランドの服やカバンを揃えてみたりする人もいます。(ちなみに私カンダは海外旅行に使っていましたが、忙しい業務の合間をぬってなるべく無駄なお金を使わないよう手配していました)そんな中でもすでにそれなりの年次になっていた先輩Bさんははなるべく節制しようと努力していましたが、こういった状態がある程度続いたため、家族もそれが当たり前になってしまい、衝動的に使われてしまったようです。その1回限りだったらので特別揉めたりはしなかったようですが、おかしなことにならないように本人も気を払うようになったとおっしゃっていました。
実例:補助を頼りにさっさと仕事を辞めてしまった配偶者をもった後輩Cくん
ここ最近の若手社員は結婚が早いようで、私カンダの部署も30歳を節目に結婚していきます。まれにですが入社と同時に結婚を決める人もいます。そんな中で後輩のCくんはまだ子供もできる前から配偶者の方は仕事をやめてしまい、20代半ばで1馬力の昭和スタイルとなったようです。本人は納得済みなようですが、数年先の給料で生活している身としては非常にもったいないと言わざるを得ない状態です。もしいま残業代や手当てがなくなったら一気に余裕がなくなることを理解するのが先決でしょう。特に重要なのは補助は限定的なものであるということです。
つまりここで記載した通り、残業代、手当、補助といった基本給以外の収入をあてにすると痛い目を見るということです。サラリーマンであるならばまずは自分の給料のベースを把握し、それに応じた生活をまずは送ることが小金持ちへの一歩となります。
結論
給料は基本給だけに注目し、それに会わせた生活を送ることが小金持ちへの第一歩
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ