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【悲報】辞めていく若者たちとその根本原因を理解しない管理職【原因】

転職売り手市場の波が我が社にも押し寄せていることを感じるカンダです。

今回は辞めていく若者たちとその根本原因をまったく理解しない管理職たちについて現実を紐解いていきたいと思い、記事にしています。

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会社に尽くしたところで得るものは少ないことがはっきりしているのに、逃げ切れる可能性がある管理職世代が古い考えを押し付けてくるから

結局こういうことです。

いまの若者は会社に尽くしたところで、自分が思い描くようなリターンは得られない、得られる可能性が低いことをよく理解しています。

一方で、管理職世代は自分たちが過ごしてきた時代にそぐわない考えをいまだに押し付けてきます。

この2者には大きな考え方の乖離が存在しています。

そもそも管理職と若手社員の考え方の乖離はどこにあるのか

まずはそれぞれの考え方を紐解いてみます。

◇今の中堅・若手社員の一般的な考え方

・会社はいま勤めている一社だけではなく、無数に存在している

・自分にとってプラスになる(市場価値・会社内でも価値が高い)業務が優先

・転職するのも場合によっては必要であり、合わないなら若いうちに転職するのは有利に働く

・共働き・投資・副業は現代では必要があるもので、自分の時間確保が必須になる

・残業代よりも過度な残業時間が苦痛に感じる

 

◇今の管理職の一般的な考え方

・入社して数年は会社に尽くすのが通常。会社は教育している(つもり)

・時には意に沿はない業務がしばらく続いても会社にとってプラスになるなら若手社員は我慢するべき

・余程のこと(会社が傾く、待遇が著しく悪くなる等)がない限り転職はしないもの

・会社のネームを利用してローンを組んで家を買うのが当たり前

・残業代がでるのであれば問題なく働けるし、家族に還元できる

ざっと書くとこんな感じかと思います。今の管理職世代(40代後半)と中堅・若手層(30代後半以下)にはかなり考え方に違いが存在するのです。



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なぜ考え方に乖離が生まれるのか

これは大きく四つあり、①情報感度の高さ、②環境変化への対応力の高さ、③売り手市場で転職のハードルが下がっている、④マネーリテラシーの高さと将来のお金への不安、だとカンダは考えます。

①情報感度の高さ

特に若手社員(30歳未満の社会人)は基本的にずっと不況・デフレの時代を過ごしていながらも、子供のころから携帯電話・PCは当たり前にあり、就職活動をしているときからスマホを駆使して就職活動をしていた世代でもあります。

つまりは、いまの管理職世代なんかに比べてSNSを筆頭にネットニュースへのアクセスによる情報を収集する力は圧倒的に高く、さらに20代であれば学生時代のつながりも継続している状態にあり、まだまだ身軽(独身だったり、結婚していても共働きで子供がいない等)ということもあってより自分にあった会社・より待遇がいい会社・今の会社と比べて今後伸びていく可能性が高い会社への情報収集が自然とできるため、そういった会社があればそれに応募しようとするのは普通の考えです。

一方で管理職世代になるとSNSへのアクセスはかなり限られ、ちょうど子供にお金がかかる時期であり、現在勤めている会社への依存度は非常に高い状態にあります。

そのためそもそもキャリアアップなどの考えなどなく、いま生きるのに必死になっているのです。

②環境変化への対応力の高さ

いまの若者は環境変化への対応力(変化への柔軟性)は管理職世代と比べて明らかに高いとカンダは考えています。そのため、自分の生活が多少なりとも変化してでも転職することに躊躇がありません。

また、そもそもはじめから会社に尽くす気などさらさらなく、国から有給休暇の取得を推奨されていることを利用し、必要なら有給休暇をどんどん取っていきます。上司も会社から取得させるように強く指示が出ていること、中堅世代は中堅世代で育休や在宅勤務を活用したり、共働きであれば突発的な有給休暇を所得する状況にあるため、それをはじめから目にしていることも後押ししています。

これにより、平日であっても転職活動、特にサイトを利用して調べるだけでなくエージェントにも会いに行ける・面接も受けられる、というわけです。

また些細なことですが、いまの若者はおじさんたちよりもお金にシビアであり、かつ、自活能力に優れていることも環境変化への対応力の高さの一因です。(マネーリテラシーについては④にて記載します)



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上記の①でも記載した通り、不況・デフレしかほとんど経験しておらず、両親もすでにそもそも共働きであったり、大学時代は奨学金を利用したり、仕送りが制限されていたりした学生時代を送っている人が多いこともあり、いまの管理職世代とは比較にならないほど自活能力も優れています

一方で管理職世代は、海外駐在をすればその様子・実情が本当によくわかりますが、そもそも料理ができない以前にお米をほぼ炊いたことがない、洗濯も掃除もまともにできない、買い物も大量に割高なものを買う割には外食が大好き、洗濯するくらいなら高いお金を払ってもクリーニングにすべて出す、こういったタイプが本当にたくさんいます。

日本にいると分かりづらいですが、東南アジアのような物価の安い国であればこの生活も成り立ちますが、先進国に行ったらそうはいきません。お金が無限に出ていくだけで、いかに環境変化への適応能力が低いかよくわかります。

余談ではありますが、日本は賃貸物件の価格がやや割高(広さという点だけ)ということを除いて、非常に暮らしやすく、生活費もかなり抑えることが可能な都市です。

海外での生活をおくったことがない人に限って、“日本の物価は高い”、“東京の暮らしはお金がかかる”と言いますが、日本以外の都心で日本と同じような暮らしをしようものなら、すぐに破産すると断言できます。

③売り手市場で転職のハードルが下がっている

本項は広く知られていることなので特に掘り下げは致しませんが、これが大きく影響しているのです。

ここ数年は売り手市場が続き、転職のハードルが下がっていたこともあり、絶対に転職しようと考えている人でなくても転職サイト・エージェントを活用して、自分の市場価値を知ろうとした結果、転職に至った人もいるようです。

④マネーリテラシーが高く、将来のお金への不安を抱えている(お金にシビア)

②でも少し触れましたが、いまの若者はマネーリテラシーは管理職世代と比べても高く、将来のお金への不安を抱えており、非常にお金にシビアです。

飲み会に行かない、車を買ったりしないというのは何年も前から取り上げられていますが、投資についても少なくともどうにかしようという気持ちをもっている点で大きく異なります。

とにかく管理職世代のおじさんたちはイベントがあるごとに2次会や3次会、好きな人なら朝までといった形で誘ってきますが、これに付き合うのは極まれで、ほとんどの人が付き合いません。

またお金をかけずに生活することに長けているは②でも示した通りですが、若い社員でもふるさと納税を活用したり、カード決済を徹底してポイントを集めていたり、過度に服装に力を入れたりしないのはここ数年顕著になっています。



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実例:管理職が知らない会社を辞めていく若者の根本原因・本音

カンダの周りでもすでに十数名転職している友人・同僚がいますが、その根本原因・本音について実例として挙げたいと思います。

①平日が飲み会だらけで自分の時間を持てない

これは我が社ではないですが、所謂営業職の友人でした。

企業としてはBtoBの優良企業とされていましたが、中身は旧態依然とした会社でとにかく平日に特になにかあるわけでもないのにやたらと上司が飲みに行きたがるため、友人含めて若手社員がいつかないそうです。

これは意外と少なくないケースで、この友人以外にも同様の理由で転職している友人はいました。

でも逆にカンダの親世代は“会社単位でいかないにしても、なんで同僚たちと飲みに行ったりしないの?”と本当に聞いてきたりします。

価値観の違いは埋められないのでしょうが、テレビと野球のナイターくらいしか平日の楽しみがないような時代を過ごした人たちは、今の若者たちがどれだけ楽しんでいるか本当に理解できていないのです。



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②単純に仕事がつまらないうえに成長性に乏しい

これも我が社ではないのですが、ルート営業をしている友人や大手メーカー系SIerの友人でした。

これは①と違って仕事内容なので、入社した本人の責任も大いにあるとは思っていますが、事実として入社して数か月で辞めることを決意したそうです。

そこからお金がある程度貯まったタイミングで自分のやりたい仕事に転職し、いまは楽しそうに仕事をしています。

結局のところ、“この仕事をあと何十年も続けられるか”、“もし続けないにしても市場価値として優位に働く(成長できる)環境にあるか”、“そもそもこの会社はそこまで存在しているか”を若手社員たちはかなり考えているということです。

教育費や住宅ローンに縛られている管理職世代とは大きく異なるところです。

③上司が自分の言った通りにするまで延々と打ち合わせを続ける

これは我が社の実例でもあり、同様のケースが友人にもありました。

カンダがまだ若手だったころに他部署の先輩社員がこれに捕まり、辞めていきました。

我が社のその上司は当時から有名で、とにかく自分の思った通りに事が進まないと延々と打ち合わせという名の“指導”をし、中堅から若手社員までとにかく長時間拘束、自分の意のままに進めることを確約する前で延々打ち合わせをしていたようです。

この先輩社員の前にもすでに数名同様にしてその部署から異動される・会社から辞められる事態を起こしていました。

この上司本人は会社でも出来ると評判の人だったようでしたが、自分にすり寄ってくる人間だけを可愛がる典型的なワンマンタイプで、コンプライアンスが強化された数年前に数件の相談を投稿されて、関連会社に飛ばされていったそうです。



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④待遇はいいが、残業が多すぎて平日自分の時間を持てない

これは①と似ているものですが、待遇はいいが残業が多すぎて平日自分の時間がほとんど取れない状態が数年続いて辞めたタイプです。

個人的にはこれがいままさに管理職世代が理解できないところの一つかとカンダは認識しています。

結局のところ、多少の変動(毎日2時間程度の残業なら問題ない、ピーク時の3ヶ月は毎晩遅くなっても構わない等)は許容できたとしても、平日自分の時間が欲しいと考える若手社員はかなりいます。

ゆっくり休みたいと考える人もいるでしょうし、共働きで子育てしたい人もいるでしょうし、趣味に当てたい人もいるでしょうし、中には兼業・副業に力を入れたいと思っている人もいると思います。

今の若者はマネーリテラシーが高い人も多く、本業で多くを稼ぐよりも、共働きで稼いだり、副業+投資で稼いだほうが手残りが多くなることを知っています。

一方で管理職世代は根底に会社に若者が残業するほど仕事があることがいいこと、若者は残業代が欲しいもの、若者は残業してでも仕事で成長したいと願っていると真剣に考えています。

ここが理解し合えないところで、カンダも繁忙期・案件のピーク時であればそれも理解できますが、恒常的に残業があり続けるのははっきり言って、マネジメント層の怠慢だと考えます。

なぜなら成長できる仕事よりも、ただの力仕事や作業時間に費やされていることが大半だからです。

またリスクヘッジもへったくれもなく、バックアッププランもなしに長時間残業でどうにかしてしまうのは本来間違った業務遂行であるといえます。

そんな状態に嫌気がさしてキーパーソンが辞めようものなら、一気にその案件は傾いてしまう危険性をはらんでいるのです。

⑤会社の経営層・経営方針に嫌気がさした

これはここ最近転職した学生時代の友人の話で、カンダとしては一番考えさせられるものでした。

この友人の会社もここ最近業績が厳しい状態にあるにも関わらず、役員クラスでも具体的な方策を述べるわけでもなく、精神論でしか話をしない・話ができない人が多数いることがよくわかり、早々に転職を決めたというものでした。

確かにこれは我が社でもよくある光景で、長々と役員が話をする機会があったときも要約すると自分の過去の栄光・昔の成功体験を引っ張ってきて、時代遅れな精神論で要は頑張れ!で片付ける人がいます。当時と事業の規模も世界情勢もITツールに大きな違いがあるにも関わらず、です。

カンダとしてもこういった役員はそうそうにご退場願いたいところですが、一番転職を視野に入れるのに響いた友人の話でした

一方で管理職世代はすでに身動きが取れない状況に自分から陥っている+うまくいけば上がいなくなったタイミングで自分も上がれるという頭があるため、経営層に物言いをしたりはしません。



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まとめと提言

最後にまとめと提言で締めたいと思います。

・中堅・若手社員の一般的な考え方と管理職世代の一般的な考え方に大きな乖離が存在する

・その乖離の根底にある価値観の違いを管理職世代が理解しない限り、この差は埋まることは有り得ない

・それでも魅力ある事業をする会社である以上、中堅社員は辞めないのであれば上司への提言をもっと強めていく必要がある

・そのためにも会社以外の収入源を複数もって、いつでも会社を辞められる状況を作る

余談

【それでもカンダがいまのところ転職しない理由】

正直に言えば、我が社でぎりぎりいい思いができた・今後もできる可能性がある時代に入社したということ、また事業自体は魅力的であるからです。

所謂今の40代である就職氷河期世代の層が薄いこともあって、カンダの世代と少し上の世代は若手の頃は上世代が少な過ぎて仕事自体は苦労した反面、いまになって仕事を覚えている状態でありながらも上世代は少ないため、仕事にあぶれることもなく、下の世代は普通に入ってくる状態であるためです。

もちろんいまの給料+待遇が維持され、今後も昇格していく流れに乗り続ければの話ではありますが、事業として仕事が楽しめるものでもあるのが救いです。



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参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。

カンダ

【↓Part-2に続きます】

【悲報】辞めていく若者たちとその根本原因を理解しない管理職 Part-2【原因】

【投資はあくまで自己責任で:その余っているTポイントで投資してみませんか?【SBIネオモバイル証券】

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