中堅社員になっていよいよ上司の話も部下の話も聞いてそれぞれに話をしなくてはいけないカンダです。
今回は以前に記事にした辞めていく若者たちとその根本原因をまったく理解しない管理職たちの続編(Part-2)について、さらに記事にしています。
【投資はあくまで自己責任で:その余っているTポイントで投資してみませんか?【SBIネオモバイル証券】】
【↓前回記事】
根本は飲み会でやたらと若者に食べさせよう・飲ませようとするおじさんの精神が若者に受け入れられないということ
最近切に感じたのは題記の通りです。この精神を仕事にも適用しているが故に恒常的な長時間労働が発生し、貴重な若手エンジニアが辞めていくのです。
色々と上司・部下に話を聞いていると詰まる所、
・おじさんたちは若者は成長したい・色々な仕事をしたいに決まっている!と考えているからどんなに忙しくても常に仕事を与えようとする
・若者たちは色々な仕事はしたいし成長の機会は欲しいが、自分の時間を大幅に削ってまで仕事をするよりも、自分にとって重要な仕事にだけ重きを置いて仕事をしたい
というわけです。
昭和おじさんたちの若者に食べさせよう・飲ませようとする精神こそ日本企業の根本的な問題
まずは上記についての考え方を紐解いてみます。
要はおじさんたちは少しでも部下たちの手が空いて来るのを察知したら、振れる仕事を懸命に探し出します。なんならしなくてもいいようなことも勝手に作り出したりします。
仕事を途切れないようにする考え方は至極当然であると感じますが、重要な事実は手が空いてきた=仕事がない状態、では決してないということです。
すでに毎日平均して2時間程度(ピーク時やトラブル・緊急対応があれば3時間以上)の残業をしているのが、だいたい残業が1時間強に収まるぐらいの状態になったら、仕事を振らないと!と本当に感じ、上記の通り懸命に仕事を振ろうとします。
はっきり言ってこういう精神が日本企業の異常な長時間労働の発生、生産性の低下と不要な人件費・固定費の消費につながっているのです。
これは実体験ですが、若手エンジニアはその案件や担当業務が今後どういう流れで進んでいき、どのタイミングでピークがやってくるか、関連業務がどれぐらい発生していくかを当然把握しきれません。
そのために上司や主担当エンジニアが適切にコントロールする必要があるにも関わらず、少しでも手が空いたら今後ピークが来るのがわかっているのに見せかけの“成長の機会”を優先しだすのです。
ここに大きな考えの乖離が生まれ、与えたがりの上司の下で働くエンジニアの中で、重要な業務を担当していたり、複数の業務を担っていた若手エンジニアが退職していくのです。
今話題のロボアドバイザーで資産運用「WealthNavi」投資に時間を割くより本業・事業に時間をかえるのならロボアドバイザー!
若手エンジニアも成長の機会は欲しいが、自分を時間を大幅に削ってまで会社に尽くしても報われるなんて始めから考えていない
前回記事でも強調しましたが、いまの若手エンジニアはそもそも下働きを無給でこなして上司に気に入られて、仕事につなげようだなんてもちろん考えていません。
ただピークが来たときには完了するまで仕事をしようという気概は確実にありますし、成長の機会が欲しいというのも事実でしょう。
“ズレ”があるのは、いずれピークが来て忙しくなるとをわかっているにも関わらず、常にピークになっているような状態を上司が率先して作り上げるよところです。
そういうマネジメントをしておきながら、「働き方改革」をどうしたらいいだろうかということを真剣に中堅社員に相談してくるがマネジメントに向かないマネージャー、上記のような与えたがりなおじさんなのです。
もうひとつ中堅社員になって感じるのはマネジメント層の不勉強と努力不足です。立場が上がった瞬間にいままでは当然のようにしていたことを急にサボるようになる人がいます。
これも昭和おじさんにありがちな、下のものが上に合わせるのが当然という考えであったり、打ち合わせに来ても何も準備をせず周りの時間を浪費させたり、最新ガジェットを使う気がそもそもなく古いやり方を適用しようとするのです。
今話題のロボアドバイザーで資産運用「WealthNavi」投資に時間を割くより本業・事業に時間をかえるのならロボアドバイザー!
まとめと提言
最後にまとめと提言で締めたいと思います。
・結局は食べさせたがり・飲ませたがりおじさんの精神が根本的な問題
・若手エンジニアは成長の機会は欲しいが、自分の時間を大幅に削ってまでやるつもりはない
・その背景には任される仕事のすべてが成長につながるわけではないことが知られている。
・いま中堅社員であるならば自分が食べさせたがり、飲ませたがりのおじさんにならないように細心の注意を払う
余談
【日本の生産性を下げるおじさんたちの不勉強】
上述もしていますが、所謂今の40代は本当に不勉強な人が多いように感じています。
20代・30代のエンジニアのほうが日頃から余程努力している人が多いように見えます。単純な知識だけでなく、ITを筆頭に新しいことを学ぶ意識が高いです。
カンダ自身も心掛けていますが、不勉強な上司たちを反面教師として自己研鑽を続けていきます。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ
【投資はあくまで自己責任で:その余っているTポイントで投資してみませんか?【SBIネオモバイル証券】】