【2021年4月更新】
私は投資歴が約2年、コロナショックも直撃した30代の建設系のエンジニアで、すでに複数回の海外駐在を経て30歳前に資産1000万円に到達し、その後の長期駐在を経て資産を形成しました。
いまは約3500万円の金融資産を所持し、2500万円強を運用している個人長期投資家です。
CFの増強のためにボーナスは全力投資のカンダです。
今回は建設系エンジニアの投資・資産運用のPart-3:CF(キャッシュフロー)増強編になります。
歴史が証明している通り、投資の最適解はPart-2で記事にしたインデックス投資であるが、インデックス投資とは異なるCF増強から得られる効果について記事にしていきます。
[Part-1:資産運用全般]
[Part-2:資産形成・前編]
[Part-2:資産形成・後編]
毎月のCF(キャッシュフロー)が増強されれば生活が楽になる
当たり前ですが、それでも皆が達成できないことです。その理由と対策としてのCF増強の方法について記載してきたいと思います。
そもそもCFが増えない最大の理由:日本の労働者の8割以上は被雇用者
つまりは固定の給料、決まった給与テーブルで生活しているため、日々のCFが劇的に増えることはありません。
私カンダも投資をする前の収入・キャッシュフローのインカムはすべて我が社の給与だけでした。(もちろん雀の涙よりも少ない銀行預金の利息はありましたが)
これだと、CFを増強するのは残業代くらいなものですが、残業代にも限界がありますし、給与水準が低い若いころに残業しても正直たかが知れています。
さらに年齢をある程度重ねると幹部職員になり、残業代がでない状態になる可能性もありますので、残業代に依存するのは得策ではないのです。
また、日本は累進課税なので給与が増えれば税金が増えるため、決していいことばかりでもないのです。様々な控除の対象外にもなります。
そもそも毎日のように長時間労働をすること自体、体に決していいことではありませんし、体を壊してしまっては本末転倒になります。
別途記事にした通り、若いころにこういった体力特化型の仕事の仕方をする人は高い確率で必ずどこかで躓きます。
【2021年4月追記】
これは本当に今の若い人たちに伝えておきたいことですが、体力特化型の仕事をする人は若いうちから注意が要ります。
世の中には意外と多く存在する体力特化型サラリーマン(決してハードワークという意味ではないです)ですが、そのしわ寄せが来るのはその部下であり、本人の体です。
私も約10年特殊な建設系エンジニアとして業務をしてきましたが、こういう人たちは一つ一つの業務をやり過ぎる、非効率な状態なまま遂行する傾向があります。
もちろんそれを受け取る側のせいもありますが、月に何十時間もサービス残業状態を繰り返す人はマネジメント層の怠慢につながります。
基本給でそれだけの対価を受け取っている場合はその限りではありませんが、そうではないことの方が大半です。
はっきり言ってそういう方々は非常に失礼な言い方をすればそれしかやることがない、そういう方法でしか対処法が考えつかないと認識しておきましょう。
CF増強のための配当収入(不労所得・資産所得)
印象としては昨年ごろ(2018年前後)から米国株投資関係のブログやYoutube、書籍が増えてきたと思います。
この米国株投資の魅力は何と言っても配当収入による不労所得です。
これがあれば毎月(毎年)の手取りが単純に増えていくことになるのです。
ただし、米国株投資の場合、現地課税+配当収入に対する課税が課されるので手残りは利回りの約72%となってしまうのですが、それでも米国株の配当収入は非常に魅力的です。
もちろん日本にも米国株並みの高配当株は存在しますが、米国株には利回りで到底及びません。また、日本株で配当利回りが高い銘柄は単純にその会社に未来が感じられず、配当に対して株価が低くなっているだけのため注意が必要です。(だからといってある米国株に一点突破は危険です)
日本で配当収入・不労所得を得るための投資であればJ-REITが存在します。
カンダはこちらを軸に、数銘柄購入し、配当を得だしています。今年はまだまだ入金が少ないので来年以降この結果も記事にしていければと考えています。
投資初心者に向いているというインデックス投資は決して、“今この瞬間生活が楽になるわけではなく”、お金と時間という資源を定期的に注入して将来高い売却益を得るためのものなので、資産形成には向いていますが、CF増強にはなりません。
気を付けたいのが、毎月分配型の投資信託の存在です。インデックス投資はその特性上、時間をかけて育てていく資産拡大(資産形成)に向いた商品です。利益が出ていないのに毎月分配型の投資信託は無理やり分配するため、そもそもの投資元本を食いつぶす可能性があるのです。
よって、インデックス投資自体は日々の暮らしを少しでも良くしたいのであれば不向きであり、あくまで将来の資産形成のための投資手法です。
また、本配当収入をそれなりの額手に入れるためにはとにかく元本の拡大が必須です。3%の利回りが得られていたなら御の字という特性上、通常のサラリーマンが自分の自由に使えるお金を月に3万円増やしたいという願いを叶えるだけでも、税金のことを無視しても、3万円 x 12ヶ月 ÷ 0.03 (3%) = 1200万円という額が必要となるのです。
つまり税金や利回りの変動を考慮し、安定して月3万円程度の金額を得るためには1500万円以上の投資金額必要になるということです。
CF増強のための副業による副業収入(事業所得)
これがまだカンダのなかで叶えられていないものであり、試行錯誤している段階です。
第1節で記載した通り、日本は給与による固定給なので普通に生活しているだけではCFが増強されることはありません。
また、第2節で記載した通り、それなりの額の配当収入を得るためには元本を増やす必要もあるため、副業による事業所得を発生させることが非常に重要になっています。
ただ、カンダのようにそれなりの給与水準かつ海外駐在による手当および支出の減少を考慮し、CF増強を用いれば、給与とボーナスの全力投資で30歳半ばまでにそれなりの額まで到達できます。
ですが、家族がいたり、会社の業績自体が下がってしまったり、今回のように増税されてしまうとうまくもいかないので、やはりいかにして会社以外で稼ぐかが、小金持ちへの道につながるとカンダは考えます。
CF増強のための実践:カンダの場合
以下に実際のカンダの具体例を記載します。
①J-REIT
現在6銘柄に投資し、トータルでみると含み損が1%弱出ています。これはこれで問題ですが、年間利回りは約3%強になっています。すでに300万円ほどを投資に回しているので、年間でだいたい10万円弱の配当収入が得られる予定です。
J-REITは以前として高水準を保っている状態でしたが、徐々に頭打ちになると予想されます。
そのため、過度な集中投資はやはり避ける必要があり、カンダとしては資産の2割程度を投入し、配当の恩恵を受けるようにしていく算段です。
売却益はいずれ何かの折に現金が必要になった場合考えますが、いまのところ予定はありません。
一度売却してしまうと再購入するのはなかなかできないので、バイ&ホールドを貫きます。
②米国高配当株および米国ETF
こちらは現在4銘柄に投資し、トータルでみると含み益が約1%出ています。これもいまいちの状態ですが、年間利回りは約3%強になっています。すでに300万円ほどを投資に回しているので、年間でだいたい10万円弱の配当収入が得られる予定です。
現状は購入したタイミングが高値掴み状態であったため、株価が下がったタイミングで所謂ナンピン買いをしているような状態ではあります。
それでもどちらも特に投資してる企業自体に不安要素はあまりないため、広く分散しながら合計年間15万円程度の配当収入が予想されます。
利回りが高いうえに堅い企業を選択しているのであまりガチャガチャ銘柄を変更することはありませんが、タバコ産業にだけは気を付けています。
まとめ
・被雇用者であるサラリーマンが普通に生活していただけではCFの増強は望めない
・CF増強のためには配当収入による不労所得を目指すべき
・ただし、元本が大きくなければ満足できる額のCF増強は望めない
・よって、副業による事業所得獲得による投資元本増強による加速が必要
余談
【海外出張を最大限活用する会社員】
今回は会社のお金で海外出張をする会社員がその出張を最大限利用することのお話です。以前にマイルを貯めることについては言及しましたが、今回はある意味せどりです。
我が社はその特性上、世界各国に出張します。社員の中にはその出張を有効活用して個人的な利益を得ている人もいます。
最近のトレンドは、フリマアプリを利用したせどりです。
・行き帰りの免税店で通常高値で売買されている商品を免税で買い込み、帰国後にそれを日本に戻って売却する
・海外のアウトレットでブランド品を安く購入し、帰国後にそれを日本に戻って売却する
・海外のスーパーで普通に売っている消耗品(洋服、サプリメント、洗剤 / 歯磨き粉等の消費財、etc)を購入し、帰国後にそれを日本に戻って売却する。
といった具合です。
カンダ自身はせどり自体は実践しておらず、あくまで自分で欲しいものを安く手に入れており、今使用しているカードケース、カバン、ネクタイ等の一部は免税店や海外のアウトレット・セール品を使用しています。
(注記:免税範囲を確認し、必ず申告しましょう。分からなければ税関検査員に確認すれば問題ありません。)
【結局は面倒事に対する行動力が重要】
私は比較的日本ではあまり一般的ではないと聞く「投資」の話や「資産」の話を職場でもしています。
ここらへんは人によりますが、私はもっとしていくべきだと思っています。
というのも、我が社は比較的高学歴な人間が多く、かつ標準よりもやや高水準の賃金をもらいながら仕事をしていますが、それでも30歳を前に一生余裕のない生活を確定させるような人がいます。
一馬力+郊外一軒家+新車+子供2人といった具合。
個人的な意見で恐縮ですが、こういった人と仕事をすると、ごくまれに嫌な思いをすることがあるからです。
日々の生活の愚痴を聞かされることもあれば、本当に必要最低限の歓送迎会ですら会費が高い云々を言われるからです。
自分の周りでは少なくともそういった人が減って、みんながストレスなく前向きに仕事ができればいいと思っています。
【子供が小さいうちはそんなに長くない】
私カンダも年次がだいぶ上がってきたこともあり、先輩はいい年になってきたし、部下や後輩も増えました。
コロナショックに見舞われましたが、今のところ我が社は問題なく稼働しており、私が担当する範囲では業務も減っておらず、給与・賞与・手当・残業代は問題なく支払われています。
最近周囲でよく聞く、子供小さくて忙しいから自分で使えるお金がなくても困らない、という同僚の意見ですが、本当にそうなのかなぁと思っています。
というのも子供が小さいのは長くて10年、でも自分はまだまだこれから何十年も生きていくのに、それでいいのかと最近よく考えます。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ
【あくまで投資は自己責任で:その余っているTポイントで投資してみませんか?【SBIネオモバイル証券】】