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【持ち家・賃貸】実話:ローンに追われるサラリーマンの現実【戸建・マンション】

築20年の賃貸マンションに住んでいるカンダです。今回は一部伏せながらも原則ローンに追われるサラリーマンの現実・実話を軸に、小金持ちになりたいカンダの考え方を記事にしていきます。

カンダはこういった話はネットを検索したり、YouTubeを見たりすれば表面的に知ることは出来ますが、実際に面識のある人や面識のある人が聞いた実話のほうがよっぽどためになると考えているため、機をみて色々聞くようにしています。

[↓参考過去記事]

http://blog-mk-life.com/%e3%80%90%e6%8c%81%e3%81%a1%e5%ae%b6%e3%83%bb%e8%b3%83%e8%b2%b8%e3%80%91%e4%b8%80%e8%88%ac%e7%9a%84%e3%81%aa%e4%bc%9a%e7%a4%be%e5%93%a1%e3%81%8c20%e4%bb%a3%e3%81%a7%e6%8c%81%e3%81%a1%e5%ae%b6%e3%82%92/


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 実話:ローンに追われるサラリーマンの現実

カンダの周りには早い人で20代後半から住宅ローンを組んで持ち家を購入する人がいます。平均的には30歳前半から半ばで2人目の子供が生まれたあとや、子供が幼稚園に上がるタイミングで持ち家を購入する人が多いです。少数派として会社によっては期限がある家賃補助がでるギリギリまで賃貸にし、その後に購入する人もいるようです。

実際に本人から聞いた話とカンダのような人間が受ける印象とカンダの考え方について記載していきます。

友人との忘年会も欠席してまで住宅ローンを返す友人A

これはもうすでに疎遠になってしまった友人ですが、子供が生まれたタイミングで郊外の住宅地に戸建てを買った友人Aの話です。彼はあるコミュニティで一緒だったため、個人間ではそこまで仲が良かったわけではないですが、住宅を購入したタイミングで完全に顔を合わせることはなくなりました。

というのも、友人Aは一円でも出費を抑えたいがゆえに、そのコミュニティで開催される年2回の飲み会にも出席しなくなってしまったため、会う機会を完全に逸した状態です。

その友人Aと特別仲が良かった別の友人から聞くには、決していまこの瞬間家計的に苦しいわけではないそうですが、夫婦そろってかなり絞って生活しているそうです。

そうまでして住む家に人生を捧げるのが果たしていいのか疑問です。


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転職を繰り返しながら20代後半で新築戸建を購入した後輩Bくん

このBくんは学生時代のバイト先で知り合って学生時代・社会人の若いときに個人的にもそのコミュニティでもよく会っていた後輩Bくんの話です。

彼は決して結婚が早かったわけではなく、20代後半になって結婚し、結婚とほぼ同時に住宅を購入していました。

これにはすごく驚きました。というのも彼は新卒で入社した会社をきっちり3年で辞めて、海外留学に行き、帰国後転職しながら資格のスクールに通い次の会社を探すタイプの人で、学生時代からも短期留学やホームステイといったことにも積極的だったので、今後も拠点を決めずに生きていくようなタイプだったからです。

また、当時のカンダは今ほど金融リテラシーを身に付けていたわけではなく、帰国後家賃補助の無い会社に勤め出していたAくんが「家賃と同じ値段で広い家に住める。家は最後に資産になる」というワードに少しひっかかりがありつつも、そのワードよりも「今の自分の収入だけだとローン審査が厳しいから、フルタイムで働いている奥さんと共同でローンの審査を出して購入した」というのに驚いたと記憶しています。

上述の通り、当時は今のように自分で投資をしたり、節税や副業を考えたりすることのなかったカンダでさえもその危険性はすぐに感じられたのでした。

購入後のはじめの2年くらいはお互い忙しいなかでも会ったりしていたのが、あるときからぱったり会わなくなってしまいました。

それは向こうが土日に資格のスクール・勉強・転職活動に忙しい、こちらも業務のピークが続く期間だったからというのもあったんですが、最終的にはそのコミュニティにも顔を出さなくなってしまったからです。

こちらもはじめの例と一緒ですが、一度途切れてしまったつながりを再度結ぶのは個人的には難しいのではとカンダは考えます。

株式投資の学校

ローンの傍ら先物取引にレバレッジをかけて手を出して困窮しだした先輩Cさん

これも決して他人事ではないと自戒の念を込めていますが、ローンで自宅を購入しつつも先物取引にレバレッジをかけて手を出して大火傷を負ったCさんの話です。

この方も海外駐在の経験も少なからずあり、同年代に比べれば累計の収入自体は多かったのではと思っていますが、かなりの額をすでに使ってしまっていたようです。

そのため、ローンを組んだあとにのしかかってくる子供の教育費と上がらない給料をみて、どうにかお金を増やそうと先物取引にレバレッジをかけて手を出してかなりの損失を出してしまったそうです。(なぜかわかりませんが、こういう話はよく広がります。)

やはりこの人も趣味や付き合いは相当絞って働いているそうです。

2世帯住宅で失敗した飲み仲間Dさん

この方は同郷で仕事のつながりもあって、定期的にあっていた方の話です。少し前の3つとは毛色が違いますがこれもローンにまつわるところです。

向こうのほうがそこそこ年齢が上でしたが、上司・部下というわけでも先輩・後輩というわけでもなかったので、どちらともなくフランクに会っては酒をさらっと飲む飲み仲間でした。

彼はそのときはもうすっかりなんともなくなっていたので、過去の話として2世帯住宅を建てて失敗した話をカンダにしてくれました。

カンダよりも上の世代なので彼の親世代は当然カンダの親よりも上の世代でしたが、やはりお金が原因で揉めて最終的には売り払い、別々に住むことで決着したそうです。ローンも残って大変だったそうですが、売るタイミングがよかったらしく、本人の仕事も順調ですぐに返し終わったらしいですが。

その原因はやはり親世代の浪費癖だったそうです。決して特別裕福なわけでもなくその世代(現在の70代半ばと40代半ば。当時はもっと若かった)の平均だったそうですが、家がある分いろいろと家具や家電を増やしたがり、家族総出で旅行をしたがったりしたことが積み重なってその結果になったそうです。


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カンダの考え:余程リセールバリューが高い家に出会わない限り賃貸継続

カンダはそもそも独身なので持ち家を購入するつもりは当然ありません。また、我が社の特性上、どこかに駐在してしまったらその家はまったく必要性を失います。そもそも今の我が社に一生捧げる決心などしておらず、会社が傾いたら転職するつもりでいます。

また、どうしても購入しようと思えない大きな理由として日本の空き家問題があります。

カンダの実家も東京隣県の下町ですが、帰省した際に周りを見渡すとカンダの子供時代から比較して、空き家率の高さは急激に上昇してきています

驚いたのはカンダの実家よりも後に建てられた家がすでに何件も空き家になっており、かつ、買い手がつかないのかそのまま放置されているのです。カンダからすれば決して悪くない立地であり、価格によっては簡単に買い手がつきそうにも思いますがその状態で放置されています。

同時に、カンダの実家と同年代に建てられたであろう家々はすでに解体され、コインパーキングになっています。所謂昔の雑居ビルも所々にありますが、進入禁止の状態で放置されていたりします。

そのため、よほどリセールバリューがいい家に出会わない限りはいまのところマイホームを持つという考えはカンダにはありません。


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それでは一生賃貸で大丈夫なのか?

よくこの話を何かの折にすると、「高齢者にはなかなか賃貸物件は借りれない」というワードを出す人がいますが、カンダはそうはならないと考えます。なぜなら人口は減少し、空き家は増えている状況は明白なのに、日本の住宅自体は増え続けているからです。

つまり需要は減っていくのに供給が増え続けている状態で、今後貸し手は背に腹は代えられない状態に陥るのは必然です。

この2010年代は所謂団塊Jr世代とその次の世代(私もこの世代)の人口が比較的多く、その世代が住宅を購入するタイミングが重なったこともあって需要がありますが、メインとなりつつあるゆとり世代とその次の世代になった瞬間に、それほど需要は伸びないでしょう。

もちろんお金も信用もないような人はダメですが、リタイアしたときに潤沢な資金を持っていれば、

独身の賃貸⇒夫婦の賃貸⇒家族の賃貸⇒夫婦の賃貸(⇒一人の賃貸)⇒養護施設

上記のような移動ができるのです。

ただし唯一難しいとされているのが、ファミリータイプの賃貸が日本の市場にあまりないということです。そうなった場合は購入するのも検討が必要ですが、ある限られた期間だけ住むと決めて、

独身の賃貸⇒夫婦の賃貸⇒家族の賃貸⇒マイホームを購入⇒マイホームを売却⇒夫婦の賃貸(⇒一人の賃貸)⇒養護施設

というフローに変えればいいのです。そもそもの賃貸派 vs 購入派という分け方はおかしいのです。

一生借りるvs購入してそこに一生住む、のではなく、“購入しても一定期間で売却することを前提とする”というライフスタイルが確実に発生するとカンダは考えます。

小金持ちになるには如何にして住居にかかる費用を抑えるかというのが重要になっていくのは間違いありません。

【追記】駅徒歩10分程度のマンションこそ危ないかも

これは自分の経験則・肌感覚ですが、駅徒歩10分というのを売りにしているマンションはリセールバリューとしては危険なラインかな、と感じています。

いままで駅徒歩15分の戸建、駅徒歩4分の1階アパート、駅徒歩15分のマンションの3階、駅徒歩6分の8階と色々な物件に住んできましたが、マンションかつ駅徒歩10分は実質的に駅までは15分以上かかることを想定しておく必要があります。

なぜかといえばまずエレベーターが来ないこと+来ても誰かと被るとさらに時間がかかるから。

加えて、それなりの規模のマンションだと、自分の家の玄関から出て、エレベーターホールにいき、エレベーターを待ち、エレベーターに乗り、エントランスを出るまでに結局時間を要するため、早くでても早く着かないのです。

みみっちいことに感じるかもしれませんが、毎日利用するからこそ意外とこういう小さいことがストレスになったりするものです。

そして結局対抗馬として駅徒歩7分や駅徒歩5分の同条件のマンションには確実に負けるためです。

まとめ

・ローンに追われて人生を豊かにする人付き合いまで制限することには疑問を持つ

・ローンに追われて投機性の高い博打を打つのは賢明な判断ではない

・一生賃貸 / 一生マイホームというのは一つの選択肢だが、どこかで売却する前提の購入も一つの選択肢。

余談

【自然災害が多い日本と少ない欧州の比較】

カンダは仕事柄欧米に駐在したことがあります。都会も地方も駐在していたことがあるのですが、住宅についての価値感が日本の価値感とはまったく異なります。

引っ越しは生きていくうえで必要なイベントであることと捉えており、住む地域の特性や子供がいる人は学校事情についてよく調べていますし、情報交換も盛んなように感じました。

一方で、有名な話ですが一般的な人が住むのは欧州は古い賃貸住宅であることが多く、それが当たり前のように考えているのです。

日本のように新築至上主義は街の造りからして有り得ないのです。ただし、働き方ももちろん異なり、日本も最近はそうなってきていますが、転職は当たり前だし、派遣的な働き方も普通にあります。

どちらが良くてどちらが悪いということはありませんが、自然災害の多い日本であれば今後は賃貸で暮らしてくのが標準になるのではないでしょうか。


参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。

カンダ

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