残業をしていても、ゆったりしていても特になにも言われないカンダです。今回は新社会人・就活生向けの記事です。カンダの実体験と周りの評価から入社2年間の重要性を記載していきます。
また、特に英語を必要とする業務についている方々や、今後海外駐在のチャンスを掴みたい人は早いうちから英語を自分で習得することをオススメします。
はじめの2年間が勝負の時期
サラリーマンになると会社によりけりですが、差が出始めるのはだいたい2年目です。
そしてそこで評価を受ければいいこと尽くめなので、小金持ちになりたい皆様にお伝えしたいと思います。
というのも昨今は働き方改革が推し進められ、今回のコロナ禍の影響を受けて、残業(代)が削られている状態です。一方で、日本企業の多くはある程度残業に依存している事実があります。
つまりは上手いことこと残業代を得つつ、自分の時間を確保し、投資や副業を早いうちから開始するのが会社員・サラリーマンで小金持ちになる道です。それではなぜ入社はじめの2年間が重要なのか紐解いていきたいと思います。
入社2年目までの評価が重要な理由
これは実体験でもあり、周りの人間を見ていてよくわかったことですが、サラリーマンのある程度の運命が決まってしまうのが入社してはじめの2年間です。
ここでうかうかして遊び過ぎてしまうとその後のサラリーマン人生に多大な影響を与えてしまうのです。勘違いされているのは実は3年間という周期ではないということです。(注記:カンダが勤める企業はある程度の規模の企業であり、必ずしもすべてに当てはまるものではありません)
なぜなら、
・会社からすると1年目は実務を担っても基本はトレーニング中という意識がある
・2年目になればトレーニングは終わり、最初の本格的な実務になり上長は評価に本腰を入れる
・失敗してもいいようカバーする人材が配置されるが、どのくらいの力量があるか・何に向いていそうかを見られる
・意欲があれば中間層が薄い企業の場合、2年目からいきなり最前線での業務も任される可能性がある
・色々理由はあるが、結局のところはじめが肝心・第一印象が重要ということです。
評価するほうも人間であるため、例え人事が定める評価基準や評価方法が確立されていたとしても感情を一切排除して他人を評価できる人間はいないということです。
マネージャー・上長が詳しくみるのは最初だけ
これは意外と真理だと思いますが、課長クラス・部長クラスがしっかりと社員を見るのは案外長くありません。
というのも定期的な配置転換や役職定年があるために、自分が入社したときの課長が部長(もしきは次長等々)に上がっていくかもわからないし、自分自身も異動する可能性もあるためです。そのため、引継ぎが行われる際には最初の印象が尾を引いていくのは必然なんです。
つまり最初の仕事でうまくけば、上長はその記憶のままでいるため、多くのチャンスが得られるのです。同時に、表面的には大変そうな業務でも案外やってみたらそうでもない場合があったりしますが、いい記憶で覚えられていると向こうが勝手にいいように評価します。一方で、良くない印象を持たれていると、業務自体が大したことなかったんだなと思われてしまうのです。
よって、サラリーマンはこの心理をうまく利用していくことが重要になっていきます。
特に若い会社員にはよく理解してもらいたいと思うのは、“機会を与えることが上長・マネージャーの仕事、その機会を活かすも殺すも自分次第”、ということです。
上司は若い社員が成長するように機会と育成を担いますが、そのチャンスを活かして成長するかどうかは本人の努力次第です。決して下が育たなかったとしても、上は部下の生活の責任をとることなどないのです。
仕事は評価されるようにするもの。いい仕事は自力で引き寄せるもの。
仕事は自分で見つけるものだとか言われたりしますが、現実世界ではさしてそうでもありません。
上司が認識していない仕事をしても意味はなく、評価される側の若手社員は評価されるように仕事をするのが重要で、さらに言えば評価される仕事を得られるかどうかが重要になっていきます。
仕事は評価されるようにするもの
ここをよくわかっていないサラリーマンが多数存在しています。そういう人は周りから見ると何をしているかよくわからない・なんでそんなに時間がかかっているかわからない状態で大量の残業をしたり、土壇場になって的外れな成果物を作り出したりするのです。
そして当の本人はこんなに頑張っているのに、とか、成果を出している(つもり)のに評価されないと文句を言いがちです。
はっきり言いますが、被評価者のサラリーマンは評価者するマネージャー・上長が評価できるように仕事をするのが大切であり、当然なのです。
いい仕事は自力で引き寄せる
残念ながら会社は平等に仕事を振ったりはしません。若手社員から見た直属上司は自分が任された仕事と配属された部下を管理しながら業務を成功させることで評価されるため、期待できる若手・成功できる確率が最も高い人材に詳細な仕事を振り分けます。
つまりは期待できない若手にいい仕事は降ってこないし、余剰人員には色々理由をつけて雑務を押し付けてあえて早く帰れるような状況を作り出します。
一度そういう状態に陥ってしまうと、後で挽回するのは非常に難しくなっていきます。ある程度年次を重ねても経験も技能も得ることができないままになってしまいます。そのため、若いときからいい仕事は自力で引き寄せていく必要があるのです。
どうやって評価される仕事を得て、高い評価を受けることができるようになるのか、そして3年目以降はどうするのか
以下に具体例を記載していきます。どうやっていい仕事を得るのか、そして3年目以降はどうするのかについて解説します。
評価される仕事を得る方法
・上長・上司と自ら積極的にコミュニケーションを取り、自分が何をしたいのかを明確・確実に伝える。
・はじめの2年は投資期間だと割り切り、プライベートはある程度犠牲にする。
・自分マニュアル、自分ノウハウを見える化し(作成)、やり直しを最小限にするようにする。
・社内・部内の情報収集を怠らない。特に自分の会社がどこに力を入れていくのかに目を光らせる。
・周りの目なんて気にしない。興味があるのもは積極的に手を挙げる。
・ベタな報連相を怠らない。上司は部下の進捗が見えないのが一番のストレスだと心得る。
・何があっても期限を守る。出来れば期限を前倒しして業務を終わらせる。
ざっとこんなところです。個人的には最後の前倒しで終わらせていくことを重要視しています。業務の期限が近づけば近づくほど受け取る側のハードルは自動的に上がっていってしまうのです。
3年目以降はどうするか
勘違いして欲しくないのは、これはあくまで入社して最初の2年間だけです。3年目以降はいままで支払った対価を受けられるように徐々にリズムを変えていきます。
・2年目までに経験した仕事は断る。経験したことを示し、より多様な・深い業務に携わりたい意向を示す。
・長時間労働は避け、より短時間で終わらせる工夫に時間をかける。
・もしその部署に先がないのなら異動を視野に入れた業務を求める
などが挙げられます。ここからは会社以外で言うと、
・2年間で得た資金を元手に投資を開始する。
・所属する会社で推奨され、かつ、市場価値の高い資格取得に力を入れる。
・2年力を入れても先がないのであれば思い切って転職活動も視野にいれる。
といったところです。
追記:英語はとにかく早いうちに習得する
職業柄英語の図書を作成したり、英語によるコミュニケーションが必須の我が社ですが、少なからず英語が不得手なことが理由でいい案件から外されてしまう人もいます。
我が社の場合、入社の時点で高確率で英語を使うことが決まっていることもあって英語に苦手意識を持たない人が大半ですが、中には入ってからどうにかなるだろうと高をくくっている人もいます。
はっきり言いますが、機会は得られるが、改善するかどうかは本人の努力次第です。
今やYoutubeや格安のオンラインセミナー、以下のようなアプリで学べる機会が多いので、とにかく早く習得することが必須です。
こればかりはただ業務をしているだけでは習得できません。ときには時間とお金をかけてでも加速装置をつけて得意に変える必要があります。
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まとめ
・新社会人ははじめの2年間が重要と理解し、評価を受けたければ受けられる状況を自ら作り出す。
・3年目以降は業務経験以外のところに注力を開始する。
・とにかく仕組み化し、それを周りにも共有する。
余談
【社会にでたら学歴は関係ないという話はあるが、一般的な私企業では学歴が高い人は統計的にやっぱり優秀】
これも昔からよくでる話題ですが、実体験として学歴が高い人のほうが優秀なことが多いです。
なぜなら“受験”というのはある期間(だいたい3年間)で目標(希望する学校の合格点)を達成するというプロジェクトと同義だから。これは仕事(業務)とまったく同じで、上司は決められた機関で求める品質を達成することで評価をします。そのため、受験で成功した人間はこれが自然と身についているのです。
一方で、学歴があまり高くない人は、スケジュールを後ろから引っ張って進捗を管理することが往々にして苦手な人が多いです。中には体力と根性で超長時間勉強をもってゴリ押しで受験を成功させた人もいますが、こういう人は30歳を境に一気に評価を下げることが多いのが私の印象です。結婚してそもそも長時間労働ができなくなった、会社が長時間労働を規制してきた、体力が落ちてそもそもの体力・集中力が低下するといった、若いころにはなかった要因が多数発生するからです。
事実、3年目や4年目で高く評価されていた人があるとき急に上長にそっぽ向かれたりするのはこういうことが起こるからです。そのため、3年目以降はいかに時間をかけずに高品質な業務ができるかを常に考え、工夫することが求められるのです。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ
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