IT弱者にだけは絶対になりたくないカンダです。今回はIT理解しない(理解できない)おじさんたちへの対応について記事にしていきます。
最近は特に在宅勤務が促進されていることもあって、IT能力の高い・低いが如実に現れていますね。
いまの30代は学生のころから携帯電話・PHSが標準装備され、大学でPCを使うのが当たり前でしたが、いまちょうど役職がついている人たちはそういったIT化が進む前に社会人になっているため、昨今の技術革新についていけなくなっている人がちらほら発生しています。
こういった人たちへの対処法について記載していきます。これは自戒の念を込めています。今後もどんどん発展していくITについていけなければ絶対に小金持ちにはなれないからです。その代表例がキャッシュレス決済が使えないおじさんです。
結局IT理解しないおじさんには粘り強く対応するしかないが、逆に恩を売る機会と割り切る
やっぱりこうなってしまいます。特に会社として新たなアプリやData Baseが構築された際には20代・30代が中心となって使用・展開していくので、通常業務は指導を受けてもITについてこちらが指導をしていくのです。
データベースは大きなアクセスやエクセルのシートとしか思っていない
ここらへんがIT理解しないおじさんたちの限界です。昔から存在するインターネットやネットワークの話は理解でき、普段使用するエクセルであれば問題なく利用できますが、ある大きなData Baseの運用となるともはやついていけません。
そして自分の理解をしている“エクセル”レベルのData Baseがすべてだと大きな勘違いをしたままになるのです。
特に理解しないのは、Data Base内の階層構造やData Base内に複数存在するAddressといったものはもはや理解できないのです。
カンダもどちらかといえばハード側の出身なので決して得意ではないのですが、マニュアルやITチームの協力を得て理解するように努めています。
IT万能説を急に唱え出す
これもIT理解しないおじさん達の特徴です。
新規のSoftwareやアプリが導入されるとなぜか何でも出来る・IT万能と勘違いします。
第1節でも記載したData Baseを例に挙げれば、最初のSet upをちゃんとしさえすれば、自分の思うがままに出力できると勝手に考えたりするのです。
さすがに自動的に考えたままの計算や集計をすることができるとまでは考えていませんが、ごちゃごちゃに入れたものを思うがままに出力することは簡単にできるだろうと思うのは割とあるあるです。
つまりはITとITを結ぶ前後関係には現状のシステムではどこかしらに人力(じんりき)が発生してしまうことを理解しないのです。
また、その人力(じんりき)が大切・大変であるということだけでなく、そのData Baseの管理自体に注意がいることも理解しません。
カンダ的IT理解しないおじさんの対処法
それでも業務上複数のITシステムは必要であり、かつ、上司の承認が必要な場合、上司がIT理解しないおじさんであってもある程度理解してもらわないといけません。そうなった場合、非常に骨が折れます。
ここでは実際にカンダが実践しているIT理解しない上司への対処法について列挙します。
①ITの専門を連れてきて説明会を開き納得するまで回答してもらう
これはもっとも簡単ですが効果はそこまで高くありません。
というのも初心者と超上級者の会話になるため、一向に嚙み合わない可能性があるからです。
それでもプロから説明を受ける以上、おじさんたちもプライドがあるのでそれなりにわかろうとすることもあるので最初の一手としては有効です。
②ITのマニュアルを自分の部署・上司向けに自分で改定する
これもカンダが実践し・力を入れている対処法です。
結局のところ、IT理解しないおじさんが理解できない理由の一つとして、自分がやってきた(やっている)実業務とITの基本構造を脳内でつなげられないため、ITが作成する一般的なマニュアルを読んだり聞いたりしたところで理解しないのです。
なのでとにかく実業務に強く関連付けることで理解を促すのです。
これはそれなりに大変ですが、作成するにあたってITに質問したり調べたりすることで自分もよく理解できる、上司も理解できる、そしてその成果物が評価の対象として見てもらえるという一石三鳥となるのです。
心理的にも有効です。
上司は自分が理解しなかったことをちゃんと理解できるようになったと、作成者に対して恩を感じるのです。所詮評価者も人間ですので、こういうところをサラリーマンは大事にしていきたいところです。
この手法が効果を発生するのは後続の業務・案件で似たようなものが発生した場合、転用が効きやすいことです。
一度理解し、作ってしまえば後はアジャストするだけで同様の業務をスムーズにこなすことができます。また上司が変わって同じようなIT理解できないおじさんでも繰り返し説明するだけで解決することができる可能性が高まります。
最終的に一石三鳥が一石四鳥、五鳥と効果が高まっていくのです。
③それでもダメなら、一任する、と言わせるくらい心を折りにいく
企業次第になりますが、ここまで理解しないのであれば最終的には口出しする心を折りにいくしかありません。
説明会を開き、上司用マニュアルを作成・改定しながら説明しても理解できないのであれば、一任してもらうくらいまで押し続けるのです。
そこまでいってしまえば上司は責任だけを持ち、実働はすべて一任してもらえるように取り計らうのです。
そもそもスタートの時点で自分のほうが理解しているのであれば、IT理解しないおじさんがなんと言おうと結果には影響がでないので責任だけは負ってもらい、実働はすべて自分の自由にできれば問題ありません。
失敗した場合でも一任した上司の責任です。この予防線は忘れずに確実に張りましょう。
当然成功すれば②と同様に恩を売ることが出来ます。一任している以上、②よりも大きな恩を感じるでしょう。
もし似たような仕事が後々発生した場合、その上司が担当であればまた自分を登用するように考えてもくれる可能性もあります。
サラリーマンが小金持ちになるには、評価者と比較したときの自分の強み(この場合はIT)を効果的に利用して、常に評価されるように動くのが重要です。
また業務効率化は自分にとって自由な時間を作るのにも効果を発揮します。再三本ブログでも記載している通り、ただただ目の前の業務をこなすだけ、会社にコミットするだけのサラリーマンが幸せになる時代は終わりを迎えています。
会社で評価を受けて給与アップを目指しつつ、時間を作って自己研鑽し市場価値を高め、副業・投資をしていくことが求められる時代です。
まとめ
・IT理解しないおじさんの間違ったITへの理解に注意が必要。特にIT万能説を唱え出す人がいたら要注意。
・IT理解できないおじさんにはITのプロからの説明会、そして実業務へ強く関連付けた上司用マニュアルの作成が効果的。
・それでもダメなら心を折りにいき、一任されるように取り計らう。
・いずれにせよ大きな恩を売るチャンスと取られることもできる。
余談
【IT弱者へならないための最近の取り組み – カンダ編】
カンダは20代後半になったときに、自分がIT弱者になるかもと感じて以来、日頃からそうならないように自己研鑽に努めています。
このブログを立ち上げることもその一つです。
新しいガジェットやアプリも積極的に調べ、可能であれば触れるようにし続けています。
というのも、建設系エンジニアのカンダが日々感じているのは約10年間働いた中で、よりハードに近い設計はどれもAIに置き換われそうだなと感じているからです。
もっというと、我々のようなエンジニアはハードで完結するものとハードで完結するものを上手くつなぎ合わせるところが腕の見せ所になるのではないかと感じています。建設で言えば、機器設計はAI、工事設計はAIでほぼ完結させ、機器設計と工事設計をつなぎ合わせるところ、つなぎ合わせるためにそれぞれを微調整するところを重点的に見ていく必要がでると感じています。
そのためここ最近はソフトのほうに目を向けて記事や書籍を読み漁っています。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ