COVIDも落ち着き、海外生活がまた身近になりつつあると思うカンダです。
今回は海外生活をこれからする人やまた駐在になりそうなときに思う家が散らかり出すと海外駐在したくなる話をしていきます。
今まで中長期、短期合わせて約10回ほどの海外駐在(長期出張を含む)をしてきましたが、コロナ禍で家にいることが多かったときから少しずつ外に出るようになってきたここ最近。
だいぶ家の中が散らかりました。
そんなときは、少し海外駐在(もしくは長めの出張)をして整理整頓したいな、なんて思ったりします。
何故かというと、海外駐在や少し長めの出張をすると、不要になった服やアメニティ、不要になりそうなタオルや下着といったものを全部まるっと海外に持っていき、現地にで処分できるからです。
いやいや日本でそのまま捨てればいいじゃないか、というのは真っ当な指摘ではありますが、職業柄海外にそれなりの頻度で行く仕事をしていると自然とこのスタイルが非常に効率的であるとわかるのです。
まず海外のランドリー / 洗濯乾燥機の破壊力は尋常じゃない
これは広く知られていると思いますが、備えつけの洗濯機・乾燥機は日本のものに比べて優しくないことが多く、海外のランドリーサービスもなかなか想像できないことが起こります。
例えばランドリーサービスの場合は、首回りに勝手に管理用の数字・文字を書かれたり、タグをピン付けされて目で見えるほど穴があいたり、さらには繰り返すうちに無数の穴ができたりと、とても気に入っている衣服を預ける気になれないことが実に多いです。*ただこれは一般的な庶民が活用するサービスを指すものであり、ホテルやもっとお金をかけさえすればそんなことはありません。
また、自宅の洗濯機・乾燥機もかなりハードに槽を回すので洗濯・乾燥自体は素晴らしいのですが、その分のダメージが半端なく、日本ではなんでもなかったのに海外に来たら数回でへたれたり・ほつれたり・縮んだりと一気に着れなくなってしまうことも現実としてありました。
特に日本からもってきた所謂薄手のフェイスタオルなんかはどんどん端がほつれていき、生地が薄くなるのが顕著で、ダメージの大きさがよくわかります。
こうなってくると日本で大切に使っている服やこれからもいつも通り使っていこうとしているものを現地に持っていく気はまったくなくなります。
着なれた服だけどもうあまり着ていない服はこんなとき重宝する
実際に海外に行くにあたって新しいものを購入することもあります。
ただそれはどちらかというと仕事・プライベート兼用のアウターや仕事に関連するものが多く、それ以外の私服やビジネスカジュアルのようなものはそうはなりません。
というのも永住するわけでもなく、3年や5年の長いスパンでもないので、わざわざそのために買うほどのことがないためです。
なので仕方なく私服をもっていくことになりますが、ここでおすすめなのは着なれた服であるが、もうあまり日本では着なくなった服です。
日本でも買ったはいいもののまったく着ないような失敗した服では結局海外でも着ないのでダメですが、少し前は着てたけど最近着なくなってきたな~なんて服は海外生活に最適です。
着るのにも躊躇しないですし、最悪すぐにダメージしても後悔はなく、日本に戻るとなったときは迷わず現地で捨ててこれます。
なので、こういった服を最低限日本でも取っておく必要があるので、私のような仕事をしているとどうしても服が多くなったりするため、家の中が散らかりはじめるのです。
あと最もベタなのは肌着や下着です。
本当にヨレヨレになるまで着倒す人は別ですが、その一歩手前で新しいものに変える人であれば、それらを1週間分程度は残しておいて、海外にもっていくのがオススメです。
使わなくなった食器や余っている固形石鹼やタオルなんかもこんなとき重宝する
服以外にも家にあって捨てにくいけどあまり使わないものや替え時を図っているものなんかもこんなときに重宝します。
例えば使わなくなった食器なんかも意外と重宝します。
なんでも揃っている・なんでも現地で揃う滞在先であればいいですが、私の経験上そういう触れ込みであっても実際は意外と少ないです。
ある程度揃っていがいるものの、結局は細々揃えないといけないものです。
特に日本人には必須なお箸や茶碗は日本の100均で揃えるのもの手ですが、もし家に余りがあれば持っていくとわざわざ購入する手間も省け、家の不要品も片付き一石二鳥です。
他にも余っている固形石鹼だったり、普段使いのタオル類なんかもそうです。
ハンドソープはさすがにどこの国でももちろん購入できますが、そんなに長い期間いないのにわざわざ買うほどでもないようなものは日本の不要品や余り物をもっていって処理できればこれまた一石二鳥。
固形石鹼であれば液体でないのでそのまま手荷物でも行けますし、崩れたりもせず、キッチンでも洗面所でも使えるのに加えて、特出すべきは必要に応じて割ったりできるので実は汎用性が高く、あれば持っていきたいところ。
というのも、海外製品は結構匂いがキツイものや刺激が強い・逆に全然弱くて使い物にならない場合もあるので、現地で折角買ったもののすぐに買い直しが必要になることもあり、外れのない日本のものがオススメです。
あと個人的にはタオルは日本のものをオススメしています。
これは海外のホテルを想像して欲しいのですが、やたらと大きかったり、2,3回洗濯するだけでかちかちになったりすることものばかりしか手に入らないことが多かったので、それ以降は最低限は自分のものを持っていくことにしました。
意外と必要:割とちゃんとしている運動靴と100均のサンダル
もう一つあるのは割とちゃんとした運動靴を持っていくことです。
これは履きなれた街歩き用のスニーカーというのではなく、多少走ったり階段を結構な階数登ってもOKなランニングシューズを意味しています。
かれこれ海外駐在・海外出張で10か国以上に渡航してきましたが、いつもどの国にいっても足場が悪いところは必ずあります。日本の舗装はとても行き届いていると本当に感じます。
オフィスや事業所があまり良くない場合はどうなってもいい靴が必要になることもあるためです。同時に、コンバースのキャンバスのような靴底が薄いものだと、足場が悪いところを長期間過ごすだけでへたれたりするのです。
日本のオフィスでもオフィスで革靴からサンダルやクロックスに履き替えている人はそれなりにいると思いますが、海外だとそもそもスニーカーで出勤することもザラなのでそれも理由の一つです。
欧州なんかは都会であっても石畳であることもしばしばですし、現地で車通勤になる場合はさらに必須といえます。
さらに私がオススメするのは100均のサンダル:ちょい外出用とクロックスもどき:部屋用です。
私は日頃自室でも100均のクロックスもどきを使用していますが、これはあり意味逆輸入的なところがあって、各所に出張や駐在してきた経験から毎回100均のサンダルか長い場合はクロックスもどきを必ず持参してきた結果、これは日本でも有効だという結論に至り、そうなりました。
ホテルのスリッパを思い出して欲しいのですが、ホテルのスリッパって裏地があまりに薄すぎて連続して履けないレベルじゃないですか?
気にならない人は気にならないのでしょうけど、私はあれを数日履き続けることは不快で不可能です。
その解決策が100均のサンダルもしくはクロックスもどきです。
100均の所謂つっかけサンダルはちょっと外に出る(例えばゴミ捨て、換気など)のに良く、部屋にはクロックスもどきが最適です。
海外の多くが日本と異なり、とても素足や靴下で部屋の中を移動する気になりません。というのも場所によってはそんな汚れを気にしないクリーニング業者や管理業者が出入することもあるため、実質完全にきれいに保つことが不可能です。
どうせ使い切ったら現地で廃棄してしまえばいいので、日本で使い古したものがあればそれを持参し、日本のほうを新しくしていきます。多少形が崩れても問題ないのでスーツケースや手荷物に押し込んでしまえば重さもないので問題ないです。
結果これで一気に部屋が片付く
こうして家の余剰品・不要品を現地にもっていくことで一気に部屋は片付いていきます。
行く国や地域によってもちろん状況は違いますが、実は日本に比べてごみを捨てることが案外簡単だったりするのもプラスになります。
日本だと衣服は何曜日にどうやって、本や雑誌は何曜日にどうやって、金属類はなどなど、色々と求められますが、経験上海外だと要らないものはそのままごみとして持っていってもらえることが大半です。
あと日本では要らないものでも別の駐在員にとってありがたいものもあったりするので、私は率先して情報共有して譲ったりしています。
最近は電子書籍を活用しているのであまりありませんが、過去何度か日本と現地を往復するような場合は不要になりそうな書籍を現地にもっていき、共有書籍として寄付することもしていました。
案外買うほどでもないけど、あれば読んでみるということはよくあるのです。
多少けち臭く感じても、その労力に見合った対価が得られる
こういう話を現実ですると、面倒だから現地で買えばいい、手当がそれなりに出るんだからいいものをそのとき揃えればいいだろう、といったことも言われます。
ですが、海外駐在していると日本では発生しないコストが案外多いのも事実。
例えば、日本なら買わなくてもいいようなミネラルウォーター類は必須であったり、安い食材は健康に対して不安があるから高いものを買う必要がでたり、外食しようものなら何倍もお金がかかったりと、行く国々で特有の出費が必ず発生するのです。
そのため、駐在後に出来る限り手残りを残したいのであれば、たとえどんなに面倒であってもぎりぎりまで準備持参するのが得策である、というのが私の結論です。
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参考になれば幸いです。
カンダ