私は投資歴が1年強、コロナショックも直撃した30代の建設系のエンジニアで、すでに複数回の海外駐在を経て30歳前に資産1000万円に到達し、いまは約3000万円の金融資産を所持し、運用している個人長期投資家です。
今回は一般的なサラリーマンである人たちが資産形成・資産運用をいつ開始するべきかについて、記事にしていきます。
当方、珍しい部類に入るかもしれませんが、私生活でも資産形成・資産運用についてオープンに話をしており、先輩に絡んでいき、後輩には布教活動をしているタイプです。
そんな私が考える一般的なサラリーマンが資産形成・資産運用をいつ開始するべきかについて私見を述べていきます。
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一般的なサラリーマンが資産形成・資産運用を開始するタイミング
答え:入社して1年以内に開始し、結婚する前に軌道に乗せておく
答えは上記の通り、入社して1年以内に開始し、結婚する前に軌道に乗せておくのがベストタイミングだと考えます。
これは入社してすぐには資産形成・資産運用をしなかった実体験と資産形成・資産運用をせずに若くして結婚した友人・先輩・後輩を見てきた身としての結論です。
この答えについて深堀していきます。
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お金がなくとも入社してすぐに資産形成・資産運用を開始したほうがいい理由
社会人になりたての人たちの大半は高確率で多くのお金をもっていません。1年目の給与はたかがしれていますし、あるにしても学生時代のバイト代のあまりくらいです。
同時に、奨学金の返済がはじまる人もそれなりの人数いると思います。
そんな自由に使えるお金が限られる状態であっても私が入社して1年以内に資産形成・資産運用を推奨する理由は、早期に金融リテラシーを高め、資産形成・資産運用への情報感度を高めることで、自分が勤めている会社で働き続けた場合、自分の将来はどうなるかを想像できるようになるから、です。
要は、今の生活が続いた場合、1月の収入がだいたいいくら・支出がだいたいいくら、手残りがこのくらいで投資をしたら数年後にはこうなるだろうという計算が立つようになります。
それで十分満足できる生活かつ未来が描けるのであれば問題ありません。ただ、そうじゃない場合は転職や独立、副業といったことを早急に考える必要がでてきます。逆に言えば、早く始めれば始めるほど、こういったことに考えが及ぶようになり、人生が好転するのです。
現在、一部でFIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的に独立、早期に退職)ブームが起こっていますが、もしどうしてもハードに日々働いてより良い生活を目指す気持ちがないのであれば、FIREもしくはFIを達成するほうが自分の人生においてプラスになるかもしれません。
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投資経験を積んでおけば暴落時に狼狽しない
次に強調したいのは、早期に資産形成・資産運用を開始し、投資経験を積んでおけば、投資をしていたら避けられない暴落時に狼狽せずに握力を強く保てるということです。
当方の場合は現在でも10%弱くらいの含み損を抱えている状態ですが、それでもコロナショック下でも狼狽することなく耐えています。(これは投資経験というよりも、余剰資金があったからにほかなりませんが。)
投資をしていれば必ず暴落を経験します。コロナショックがガツンときたとき、当方も最大で30%前後の含み損を抱えていました。もっと下がるのではないかと感じていましたが、上記の通り、狼狽せずにHoldし続け、含み損は減り、毎月約3万円の配当金を得ています。
こういったことは自分で経験し、考えて行動しない限り身に付けることはできません。そのためにもまずはリスク許容度が高い若いうちから投資を始め、取り返しがつくうちに経験しておくのがオススメです。歴史的に言えば、規模の違いはあれど暴落は10年以内に必ず起こりますから。
余談ですが、当方も情報収集のために投資家さん達のブログやTwitterを閲覧していましたが、一部のフルインベストメント(資産をほぼすべて金融商品に投入し、極端に現金比率が低い状態)を実行していた人たちはコロナショック時にかなりのダメージを受けて、以降完全に更新が止まってしまっている人もいます。
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実体験:入社してすぐに投資を開始しなかったことの後悔
私は学生時代から社会人になったら投資をしてお金に働いてもらおうとずっと思っていたくちです。
というのも当方が学生時代だった2000年代後半から2010年代前半はネット証券による投資が広く利用されだした頃で、学生でもFXや株で稼ぐ人がチラホラと出だした頃だったからです。
それでも私は入社してすぐには預金残高を増やすことしかできず、絶好の投資タイミングであるアベノミクスに乗っかれませんでした。
一般的なサラリーマンが成功する確率の高いドルコスト平均法によるインデックス投資は投資期間が長いほど有利であることに間違いないと私は考えているため、タイミング的にも追い風が吹いていたにも関わらず、それを数年逃してしまったことはいまだに後悔しています。
こういった実体験もあり、資産形成・資産運用を開始するのは自分で稼ぐようになったら1年以内(正直言えば、すぐにでも)に開始することがベストであると考えています。
もちろん初めは少額から開始したほうがいいですし、無責任なことは言えませんが、色々な投資商品に手を出してみるのもいいですね。私もそうですが、自分で身銭を切って経験すると自分に合う合わないがよくわかります。逆に言えば、そうしないとわからないものです。
注意:投資はあくまで自己責任です。元本保証がないものに投資する際は自分のリスク許容度を考え、実行する必要があります。
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結婚する前に軌道に乗せておくべき理由
私は独身なので実体験ではありませんが、生活するなかで友人・先輩・後輩からしばしばこういった情報が入ってきます。その情報をもとに記載していきます。
なぜ結婚する前に軌道に乗せておく必要があるかというと、日本にはまだ根強く、“結婚したら盛大に結婚式はするもの”、“子供が1人もしくは2人生まれたらローンを組んでマイホームを買うもの”という考えがあり、これをこのまま実行すると高確率で資産形成・資産運用ができない状態に陥るからです。
私の周りにも、
【金銭的に余裕が出る ⇒ 結婚+結婚式 ⇒ 出産 ⇒ 車の購入 ⇒ マイホームの購入】
という昭和世代の生活を送る人が多数います。これが良い悪いの話をするつもりはありません。ただ、一般的なサラリーマンであった場合、生活はかなり苦しくなるのは間違いありません。
特に結婚してからマイホーム購入までを矢継ぎ早に実行した場合、ほぼ資産形成・資産運用はできません。なぜなら多額のローンを組んでしまうと、現金比率を落とせない(高くしておく必要がある)からです。
以上から、結婚する前に資産形成・資産運用は軌道に乗せて、結婚後は配偶者と相談し、軌道修正すればいいのです。
それが結婚後に開始しようとすると色々なイベントにお金がかかるので、そういかなくなります。
家賃とローンが決定的に異なる点
未だに「家賃を払うくらいならローンを組んで購入したほうが得」ということが言われますが、これは真実ではありません。
本当にこのことを理解していない人がいますが、家賃は払うのやめれば即座にストップできますが、ローンは払うのをやめたらその場で“精算”しないといけません。
精算(売却)したところで売値よりも残債が大きければ借金だけが残るのです。
これがローンを組んで購入した際の大きなデメリットです。
最近話題になったANAの給与カット、副業促進はまさにローンを組んで購入していた人には大きな痛手になっているでしょう。
もし賃貸であれば、給与が減ったら安いところに住み替えたり、在宅勤務や副業をするのに適したところに住み替えることもできますが、購入してしまっていたらそう簡単にはいきません。
また、家賃は最悪手元にお金がない場合は少額のお金を借りればなんとかなりますが、ローンとなるとそうはいきません。
一度も止めることができないので、これが理由で多重債務が生まれるのです。
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まとめ
・資産形成・資産運用は入社後1年以内に開始することがおすすめ。
・結婚するまえに軌道に乗せておけば、結婚後は相談して軌道修正することが可能。
・ローンを組んでしまったら現金比率を高めないといけないため、そこから新たに始めるのは難しい。
余談
【マネーリテラシーの低い人とは付き合わない】
私は決してケチではないと自負していますが、こういった細かい話をすると、そういうことを言ってくる人もいます。
ダイレクトに「そんなことまで気にして生活して人生楽しい?」と聞かれたりもしましたが、お金に困るぐらいならよっぽどマシと答えています。
事実、同じ会社に勤めて同じ給与体系で生活しても、いつもお金に困っている人もいれば、どんどん豊かになっていく人もいます。
つい最近も同僚たちと話題になったのは「配偶者に家計を任せていたら、周りと比べて生活費が1.5倍もかかっていて詳細を聞こうとしたら喧嘩になった」なんてこともありました。
任せる側は自身の給与体系を知っているので、今の状態を続けていたらまずいとわかりますが、任された側がそれを理解しているわけではないということがこの話でよくわかります。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ
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