FXでレバレッジを利かせて投資することが大流行りしていた時代に大学生をしていたカンダです。懐かしいですね。いま30代半ば前後の社会人はみんなそうだったんじゃないでしょうか。有名な個人ブロガーが多数生まれ、Youtubeやニコニコ動画も流行りだし、学生が受験指南書なんかを出版しだしたり、投資サークルが山ほど出来だしていました。今のYoutuberが当時の出版ブーム・投資サークル・個人ブロガーが同じような立ち位置だったんでしょう。
そんなわけでカンダは社会人になる=給料を得る⇒投資を開始する、という図式が頭の中であったため、大学生の後半からブッ〇オフ的なところでネットで評価されている書籍を色々購入し、勉強してきました。そして社会人になって数年、十分な元本が貯まったタイミングで本格的に投資を開始しました。一方、驚いたのが社会人になって周囲の同僚や後輩の金融リテラシー・マネーリテラシーが低いことに。その理由と金融リテラシー・マネーリテラシーが低いことが招く事態について記事にしてみます。
1.日本のサラリーマンの金融リテラシー・マネーリテラシーが低い理由
日本のサラリーマンの金融リテラシー・マネーリテラシーが低い理由は単純明快であり、そして低いが故に取っている行動について記載していきます。
1.1 日本のサラリーマンの金融リテラシー・マネーリテラシーが低い理由
・誰もそんなことを教えないから
・金融リテラシー・マネーリテラシーが低いと日本と大企業等々が得をするから
・そして、自分の親世代の金融リテラシー・マネーリテラシーが総じて低いから
です。これはカンダの親もまさにその通りで、一般的なサラリーマンだったこともあって投資は国債程度で、あとはすべて保険商品ばかり(そもそも保険は保険で投資ではないですが)でした。それでも家族を養い、子供たちの学費を払うことができ続けたのはバブル前からサラリーマンをして、その後景気が悪くても首にならずいたからの結果論でしかないのです。
1.2 金融リテラシー・マネーリテラシーが低いために取ってしまう行動
上記の通り、国立大学に入学・卒業するほど勉強が出来、所謂東証一部上場の大企業に勤めても金融リテラシー・マネーリテラシーが低いサラリーマンが出来上がるわけです。学校も親も教えない、そして給与だけでそれなりに生活出来てしまうが故に。金融リテラシー・マネーリテラシーが低いサラリーマンの具体的な行動例をを挙げれば、
・ずっと使用しているからという理由で、キャリアの携帯を使用し続けている
・クレジットカードやキャッシュレス決済を利用せず、スイカのオートチャージや銀行引き出しの現金払いを続けている
・住宅ローンを組んで、リセールバリューを検討せずに不動産を購入する
・企業型確定拠出年金も設定せずに放置している
・証券口座も当然持たず、NISAがなにかもわかっていない
・バカ高い保険商品を投資だと思ってに毎月何万円も天引きされている
といった具合です。こうした行動がすべてお金に苦労する生活につながるわけです。本ブログ題記の小金持ちなど程遠くなっていきます。
2.金融リテラシー・マネーリテラシーが低い / 欠如するとどうなるか
これも単純明快でただただ搾取され、貧乏になっていくだけです。そんな状態でローンを組んだり、子供を私立学校に入れたりしたらもう詰みです。会社で向かない・気が進まない業務を任されたても断れずにやり続ける人生になります。向かない仕事は成果が出にくいし、気が進まない仕事はストレスをためがちで、負のスパイラルに陥るわけです。
私カンダはどうしてもそれが耐えられそうもないので、いまこうして必死になって貯めた現金を投資に回しているわけです。
2.1 強制無趣味な仕事人間への第一歩
実際にカンダのまわりにも1節で記載した状態の30歳前後のサラリーマンたちが存在します。ただみんなこの瞬間に不満をもっている人は実はそんなにいなかったりします。なぜなら、
①そもそもまだ子供がおらず、配偶者が働いていなくとも十分な生活ができる
②子供はいるがまだ小さく、大きくお金がかかることはないが、休日はその世話についやす
③おそらく将来的には給料は上がっていくだろうという考えが根底にある
からです。
でもよく考えてみて欲しいのですが、
①と②に関して言えば、あと数年もたてば子供は手間は掛からなくなり、休日の所謂家族サービスは限定的になっていきます。つまりは、子供小さいとかかるお金は限定的だが手間がかかる、子供が少し大きくなれば手間は掛からなくなるがお金がかかる、という状態になるということです。
③について私は非常に懐疑的に生きています。表面的な金額は上がるかもしれませんが、税金が上がるペースと給料が上がるペースは確実にマッチしないと感じています。また、残業代ありきの仕事をしている人たちは40歳前後を境に非組合員になって、残業代がでなくなる可能性もあります。そうなった場合、業務時間は変わらないのに給料が下がる可能性があるのです。
まとめると、例えば30歳で第一子が生まれた人は自分が42歳になったときにその子は中学生になり、手がかなり掛からなくなる一方で、体力は多少低下しても十分な状態で、自由な時間は生まれるが自由に使えるお金が減る、ということです。
なので、30代を平日は仕事だけ、休日は家族サービスという生活を送ってしまうと強制的に体力はあるのにお金がない無趣味な40歳のおっさんが誕生するということ。
2.2 新しいことに挑戦し続ける気持ちが減退する可能性
これも同様ですが、20代と比べても30代になると急激に新しいことに挑戦する意欲が低下することが多いです。人間の防衛本能なのかもしれませんが、カンダ自身もこれは感じています。例えばいまから新しいコミュニティに入って、人間関係を構築することには多少の抵抗を感じます。つまりは2.1節で記述したことをどうにか回避したとしても、40歳になってあらたに何かをはじめることはそんなに簡単ではないと考えています。
そのためにも、30代のサラリーマンたちにはどうにか時間を作って、新しいものに挑戦、新しいことを学ぶ意識と習慣を身に着けることをおすすめします。これは自分自身にも向けて記載していることでもありますが、それでもやはり先立つもの(お金)がないと選択肢がないので、小金持ちになるように行動することが重要です。
3.金融リテラシーを身に付ける方法と具体例
まずは書籍や動画を見て、知識を身に着けることをおすすめします。カンダの場合はまだ今のようにビジネス・投資系Youtuberがいなかったために、書籍を中心に知識を得ていましたが、いまはYoutubeがおすすめです。動画を見ればおすすめの書籍も多数紹介されているので、それを十分ですが、ここでカンダが参考にした書籍と動画一部紹介します。(いずれ一冊一冊レビュー記事もポストします。)
3.1 おすすめの書籍
・金持ち父さん、貧乏父さんシリーズ(ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳))
ベタですが非常にお勧めです。不動産投資が中心だったりしますが、お金の大切さと経済的自由を得ることの意味が書かれています。学校では教えてくれない経済のルールが書かれています。
・となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則(トマス・J・スタンリー (著), ウィリアム・D・ダンコ (著), 斎藤 聖美 (翻訳))
これも有名どころです。倹約と伝統的な投資の重要性を説く名著です。
・投資信託にだまされるな! / 税金がタダになる、おトクな「NISA」活用入門 (竹川 美奈子 (著))
はじめの本はカンダがまだ学生のころに読んだもので、次の本はNISAが適用された際に読んだ本です。投資初心者には最適です。ただし、実際に動き出すには少し足りないのでまずはこの本で最低限の知識を獲得し、いい動画を見て実行に移せばいいと思います。
・その他雑誌類
これ以外では読みやすい雑誌をまずは手に取ってみるのもいいでしょう。カンダも1万円程度くらいは色々と雑誌を買ってみて読んだ記憶があります。
3.2 おすすめの動画
・両学長(@freelife_blog)様の動画全般
カンダは休みの日に手が空いている時間は両学長の動画を流し続けています。そのときそのとき見たい動画を見ることもしますが、それだと新たな発見がなかったりするので、あえて自動再生にして網羅的に拝見・拝聴しています。もはや両学長の動画さえあれば金融リテラシー・マネーリテラシーの取っ掛かりには充分であるといえる。
・サラタメ(@SALATAME_media)様の動画全般
名著・新著の解説動画をUpしています。興味ある書籍の解説を聞くことができ書籍を購入する際に非常に参考になります。
・中田敦彦のYouTube大学
少し毛色は違うが、オリラジのあっちゃんの動画は金融よりも現代社会と歴史を勉強できるのでおすすめです。
結論:小金持ちを目指すにはまず金融リテラシーを高めること。そして倹約・投資に臨むこと。
余談:毎月の給料は自己研鑽・勉強するモチベーションを下げ、ボーナスは浪費を加速させる
かくいうカンダも給料というニンジンと自然と貯まっていく預金口座に満足していたこともあって、勉強を開始し・証券口座を開設したあとから、実際に投資を開始するのにだいぶ時間を要してしまった過去があります。というのも、比較的真っ当な我が社はそれなりの給与と残業代、業績が良ければそれなりのボーナスが出されるために、損する可能性がある投資をするのならば“このままでいいんじゃないか?”と思ってしまうわけです。小金持ちになるには、その欲望を振り切って数字とにらめっこし、理性的に評価・判断・決断をして踏み出せるかどうかにかかっています。
参考になれば幸いです。皆様が小金持ちになることを祈って。
カンダ