自分で何でも手配できる時代。若い人はツアーではなく、個人手配がおすすめ。
海外旅行をネットで手配していくことが容易になってきたときに大学生をしていたカンダです。
正直、いまの大学生は非常にうらやましいと思っています。私カンダが大学生だった10年以上前にはできなかったことがたくさんできるようになっているので、そこらへんを書いていきたいと思います。
【昔話】PC・ガラケー全盛時代の海外旅行
まずは当時の状況を記載していきます。
・何かを調べるにはPCがあったため、PCで航空券・ホテルは手配できました。ただし、航空券はまだ少しハードルが高く、周遊券だと代理店を通すほうが安心かつ簡単。
・そもそも友人たちと連絡を取り合うのもガラケー時代だったため、Wi-FiつなげてSkype / Lineのテレビ電話でタイムリーにPCを見ながらなんてできず、家の固定電話をつかって節約しながら手配していました。
・もちろんガラケーしか手にないため、写真のレベルもたかがしれており、海外に行ってからの地図や予約表はもちろんすべて印刷し、ガイドブックも必須。
・個人手配でほいほいいくのは結構そういったことが好きな、所謂“バックパッカー”が中心で、ライトな海外旅行者はあまりこういうやり方はなし。
・私の場合は、詳しい友人にくっついていろいろ教えてもらいながらそのとき覚えていった。
こういった感じでした。だいたい2000年代半ばから後半です。
【現代】スマホ・タブレット全盛時代の海外旅行
私が社会人になり、自力ですべて手配して行く海外旅行とは、
①行先を考え、航空券をリサーチする(まだ航空券は確定させない)
・まず行きたい場所をいくつかリストアップする。(例えばヨーロッパの主要都市か、中堅都市か、アメリカ・カナダか、アジアか等)
・そこに行くにはどういう空路でいくことができるかをネットで調べる。Google Mapでざっとは可能。ただし、比較的マイナーな国に行く場合はがっちり探すのがおすすめ。サイトとしては、スカイスキャナー、トラベルコ、Expedia、Free Birdを試してみて、やりやすいところを選べばいいと思います。
・ある程度行き方がわかったら、自分の休暇の日数と照らし合わせていけるかどうかを判断する。
・特に重要なのは直行便か、乗継便か。日本から海外に行く場合、必ずしも行きたいところに直行便があるとは限りません。乗継便の場合、乗継時間と最終到着地の到着時間を必ずチェックすること。なぜなら到着はできるが、空港に着くのが夜の22時とかになってくると、ホテルまで辿り着けるかわからなくなっていくため。
②行先と想定される航空券が決まったらホテルを並行して探す。
・乗継便で到着す場合は総じて到着が夜になることが多いため、空港の位置、ホテルの位置、観光場所の位置が非常に重要。
・ホテルはBooking.comやExpediaから決めればいいでしょう。ここらへんもGoogle Mapを使ってしまえば簡単にできます。
・その空港が“日本で言えば羽田なのか、成田なのか”を想像するのが一番簡単です。これももはやGoogle Mapで簡単に検索できます。例えば夜の10時に成田に着いた場合、東京観光はその日は無理です。またホテルにいくのも電車で行けるか、タクシーで行けるかを考える必要があります。一方でこれが日本でいう羽田だと時間帯によっては近場の観光地に行けたりしますし、ホテルもいかようにもたどり着けたりします。。
・結局おすすめは時間が夕方から夜にさしかかる位に空港につくなら観光地(つまりは旅行の拠点地)の近く、深夜付近に空港に着くなら初日は空港の近くです。特にいったことのないような国でいきなり深夜移動をするのは結構ハードルが高いです。うまくいけばいいですが、怖い思いをしても旅行が台無しになるので。
③空路・ホテル・観光地(旅行の拠点)が固まったら、まず航空券を手配する。
・航空券の手配は上記①で示したサイトで検索し確定していく。遅くとも1か月前、できれば3ヶ月前にはおさえておきたいところです。
・移動時間が短いほど基本的には値段が上がっていきます。直行便と乗継便、日系か外資系かでも価格は変わっていきます。
・例えばヨーロッパに行く場合だと直行便の日系は高いが、時間の節約になり、休暇を有効的にも使えるし体の負担も軽いです。
・一方で、価格を抑えるには外資系の乗継便を利用するのが良いです。乗継にも北回り(ヨーロッパのハブ空港から)と南回り(アジアもしくは中東のハブ空港)があり、北回りのほうが移動時間は短い反面価格はそれなりに高いです。南回りはその逆でかかる時間は倍近く増えますが、値段はぐっとおさえられます。ここらへんは自分の懐と休暇と照らし合わせて決めていく必要があります。体力も時間もある大学生ならば、南回りの深夜便なんかでいくのがいいでしょう。
・たまに同一航空会社でも日本の各地から飛行機を飛ばしている場合、行きと帰りで日本の空港が違ったりします。ここらへんも注意が要りますが、時間的余裕があればそんなに気にすることもないです。
④ホテルを確定する。
・航空券を取ったらリストアップしたホテルを決めていきます。
・個人的にはホテルの朝食は含めるのがおすすめです。旅行に行く前にはホテル周りのカフェで食べようか、とか、コンビニで買えばいいやという人がいますが、これは意外と難しいのであまりおすすめしません。というのも必ずしも徒歩圏にカフェがあるわけでもないし、前日疲れているなかコンビニでちょうどいいものを買っておくのは知らない街ではそんなに簡単じゃないからです。あと海外は必ずしも食事が体にあうわけではない中、朝食は大概どこの国でもパンにたまご、サラダ、果物がそろっていることが多いため、安心して食べられるからです。
⑤周遊航空券の場合、道中の移動手段は念入りに調べて手配する
・周遊航空券(入りと出の国が違う場合、ハブ空港への入りと出が違う場合)を利用する場合は空路・陸路でそれなりの距離を移動すると思いますが、この場合は特に注意が要ります。国をまたいで移動する場合は鉄道を乗り継ぐのか、バスを乗り継ぐのか、飛行機を利用するかのしっかりと調査し、利用可能か調べる必要があります。日本からの航空券と同じくらい重要です。隣接する国同士であっても意外と利用しやすい交通手段がなかったりします。
⑥現地ツアーや観光地のチケット、細かい手配(Pocket Wi-Fi、保険)を完了する。
・現地人による日本語ガイドはいまや一般的になっています。一度も日本にいったことがなくても本当に流暢にしゃべる現地の方も大勢います。
・観光地のチケットはよほどレアなものでない限りは現地で問題ありません。
・Pocket Wi-Fiは必需品です。現地でのSIMの手配も利用したことがありますが、時間がかかったりするため私はPocket Wi-Fi派です。つながりやすさ・価格的には現地SIMの方がいいんですが、どうしても現地での無駄な時間をさけたいためあまり利用していません。
まとめ
こんな感じですべて自分で手配をしています。ややこしいこともないため、一度経験すれば割と簡単にできますし、これだけで自分だけの観光ルート、低価格、ツアー特有の面倒さから解放されます
余談
【自分手配での怖い経験】
以前に手配した陸路(バスと電車の乗継)が多少特殊であったため、それなりに注意を払っていました。というのも、このルートは2都市間をつなげるためについ最近できたルートであったため、これが調子悪くなると旅行に影響及ぼすためでした。そこである時間帯を予約をしていたところ出発の2週間前くらいにキャンセルされてしまい、自分で再度予約をする必要が出ました。運よく取れましたが、メールを見逃していたら現地で相当あせったと思います。
カンダ